ケンサキイカとは?釣り方のコツや美味しい料理レシピをご紹介!見分け方も!

まったりと濃厚で上品な甘みと適度な歯ごたえのあるケンサキイカは、刺身で食べるのが一番のおすすめです。釣りたては綺麗な半透明で見た目も美しく、ケンサキイカの美味しさを思う存分楽しめます。お醤油をつけて食べるのが一般的ですが、粗塩で食べても素材の味を堪能できます。

スルメ

スルメと言えばスルメイカを使っているイメージですが、実はケンサキイカのスルメが「一番スルメ」と呼ばれ、最高級品とされています。「二番スルメ」であるスルメイカに比べて、柔らかく雑味のない上品な味をしているのが特徴です。そのまま炙って食べたり、煮物にしても絶品です。

スルメを作るには、さばいたケンサキイカをあら塩で作った5〜6%の漬け汁に20~30分ほど漬け込みます。味の好みによって漬け時間を調整しましょう。漬けたケンサキイカを、ザルなどの通気性のよいものを使って天日干しします。湿気に気を付けて3日ほど干し、完全に水分が抜ければスルメの完成です。

天ぷら

揚げたてのケンサキイカの天ぷらは、衣はさくさくでも身は固くなり過ぎず柔らかくとても美味しいです。天ぷらにする場合は、イカの水分が油の中で爆発を起こす可能性があるので温度管理などに注意が必要です。

爆発を防ぐために、内側にある薄皮を全部剥ぎましょう。そうすることで、薄皮と身の間に水分が溜まらないようになります。小ぶりのイカなど薄皮を剥ぐことが難しい場合は、身に薄く切れ込みを入れることで水分を逃します。

冷製パスタ

ケンサキイカはオイル系やトマト系など、どんなソースにも合う優秀な具材ですが、濃厚な旨みを存分に味わうには冷静パスタがおすすめです。ケンサキイカのシーズンである熱い夏にぴったりの一皿です。

ケンサキイカを食べる時の注意点

ケンサキイカはできるだけ新鮮なうちに食べるのがベストですが、2種類の寄生虫が存在する可能性があるため注意が必要です。誤って口にしてしまうと、最悪の場合は死に至る危険性もあります。きちんと寄生虫を処理して、安全にケンサキイカを楽しみましょう。

アニサキスとニベリニアに注意する

新鮮であるほど、「アニサキス」と「ニベリニア」という寄生虫が存在している可能性があります。アニサキスはイカが活動している間は内臓に寄生しますが、時間が経ったりイカが死ぬと表面の身の部分へと移動します。ニベリニアは主に体腔や身の部分に寄生しています。

アニサキスは糸のような細くて長い形状で、ニベリニアは米粒のような形で頭に4本の触覚のような吻があります。誤って生きたアニサキスを口にすると、激しい腹痛や嘔吐に襲われて手術が必要になるケースもありますので、十分注意しましょう。ニベリニアはアニサキスと違い、生きたまま口にしても無害だと言われています。

アニサキスへの対処法

主に内臓の表面に寄生しており目視できますので、注意深く取り除いて下さい。また熱や低温に弱いため、加熱や冷凍も効果があります。70℃で加熱するか、60℃で1分以上加熱すれば死滅します。冷凍の場合は、−20℃以下で24時間以上の冷凍が有効です。

ニベニリアへの対処法

ニベニリアは生きたまま口にしても健康に害はありませんが、口や喉に吸着する場合があるので、できる限り取り除くほうがよいでしょう。アニサキスと同じく熱や低温に弱いため、加熱や冷凍処理をして対処できます。

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