セイリッシュ海で人間の足が相次いで発見!未解決ミステリーの内容とは?

カナダとアメリカの国境にある美しい海です。位置的には、バンクーバとシアトルに挟まれている場所に当たります。比較的穏やかな海ですが、この周辺の海峡の流れは複雑で、14本もの足が一体どういった経緯で流れ着いたのか、確認が出来ていない状況です。

最初の事件は2007年

Pexels / Pixabay

最初に人間の足が見つかる事件が起こったのは、8月20日。そして同じ月の26日にも、同様の事件が起き騒動となりました。それ以降、2008年に5件、2009年1件、2010年2件、2011年3件、2012年1件と続々見つかっています。その数合わせると全部で14件。カナダ側で10件、アメリカ側で4件もの事件が起こっているのです。

計14本の足が見つかっている

rawpixel / Pixabay

たった6年の間に、人間の特定の部位だけが発見される事件が14件も起こっているのです。これは偶然であり得る事なのでしょうか。その内男性の足が7本、女性の足が3本、性別不明の足が3本となっており、その内2本は、同一男性の両足であることが確認されていますが、身元不明のものも依然残ったままです。

2007年に見つかったもの

webandi / Pixabay

不可解な事件の幕開けとなったのは、1本の人間の足が見つかった事件。その6日後に、別の人物の足がもう1本見つかっています。これだけでも十分奇異な事件ですが、これが10年以上続く、異様な連続事件の始まりとなってしまいました。

8月20日男性の右足

GabrielPoli / Pixabay

  • 性別:M
  • 靴の種類:アディダスのランニングシューズ
  • 場所:British Columbia(Jedediah Island)

この日発見された足は、ワシントンから来ていた少女により発見されています。調べにより、男性の右足であることが分かっています。履いていた靴は2003年に作られていたものでした。以前から行方が分からなくなっていた男性であると確認されています。男性は、生前は恐らくうつ状態にあったであろうとのこと。

8月26日男性の右足

ariesa66 / Pixabay

  • 性別:M
  • 靴の種類:リーボック
  • 場所:British Columbia(Gabriola Island)

リーボックの白い靴を履いた足が、カップルによって発見されました。腐敗により、体から足が離断されたことが確認されています。発見された靴は、2004年に作られ世界中に出回ったもの。今は販売中止になっているようです。足は水分を含んで膨張しており、恐らく動物が岸まで運んで来たものと見られています。

2008年に見つかったもの

tigerlily713 / Pixabay

2007年の奇怪な事件に続き、次の年の2008年にもブリティッシュコロンビア州で4件、そしてワシントン州でも1件同様の事件が起こっています。この年に見つかったのは、3件が男性、もう2件が女性のものとなっており、そのうちの2件は同一男性の両足であると確認されています。

2月2日男性の右足

kaarton / Pixabay

  • 性別:M
  • 靴の種類:ナイキ
  • 場所:British Columbia(Valdes Island)

この奇異が始まってから、初めての事例が報告されました。後日発見されるcase5の足と、同一男性の左足であることが確認されてたのです。履いていた靴は、2003年の2月1日に販売開始され、カナダとアメリカで流通されていたモデルの靴と見られています。

5月22日女性の右足

Starkvisuals / Pixabay

  • 性別:F
  • 靴の種類:ニューバランスのスニーカー
  • 場所:British Columbia(Kirkland Island)

彼女が履いていたのは、青と白のニューバランスのスニーカー。靴下を履いた状態でした。この靴は、1999年に製造されたものと確認が取れています。3年後、遺体の女性は、ニューウエストミンスターの橋で自殺した人物であることが確認されました。2004年の4月に、既に息絶えていたとのこと。後ほど発見されるcase7の足と、同一人物です。

6月16日男性の左足

  • 性別:M
  • 靴の種類:不明
  • 場所:British Columbia(Westham Island)

水面に浮かんでいる足を、ハイカー達により発見されました。男性の左足と確認されましたが、同じ年の2月2日に見つかったcase3の男性と、同一人物の左足であることが判明しています。ヴァルデス島とウェストアン島は同じカナダ国内にあり、位置的には対岸になりますが、かなり距離があります。

8月1日男性の右足

Pexels / Pixabay

  • 性別:M
  • 靴の種類:黒い競技用の靴
  • 場所:Washington(Pysht)

キャンプをしていた人によって、男性用の黒い靴が発見されました。靴には海藻が纏わりつき、中には人間の骨と肉が入っていたとのこと。鑑定により、この足は男性の右足である事が確認されています。この足はカナダから流れて来たものと見られています。今までカナダ国内での事件ばかりでしたが、この1件がアメリカでの最初の事件となりました。

11月11日女性の左足

Tomasz_Mikolajczyk / Pixabay

  • 性別:F
  • 靴の種類:ニューバランスのランニングシューズ
  • 場所:Washington(Fraser River)

ニューバランスのランニング用の靴が、フレーザー川で発見されました。この小ぶりな靴は、恐らく女性用の靴だろうと報道されていました。その後の調べにより、以前発見されていたcase4の女性と同一人物の遺体であることが、法医学分析により確認されています。両足が見つかったのは2人目ですが、足以外の部位は、未だ見つかった事例がありません。

2009年から2010年に見つかったもの

FixiPixi_deluxe / Pixabay

2009年から2010年の2年間、足が見つかった事件は全部で3件。2009年10月に1本、2010年8月と2月に1本ずつが発見されています。今回見つかった内の2本に関しては、大きさから予測して、子供の足ではないかと考えられています。

2009年10月27日男性の右足

Photographer2575 / Pixabay

  • 性別:M
  • 靴の種類:ナイキ
  • 場所:British Columbia(Richmond)

ランニングシューズの中から男性の足が発見されました。この遺体は、以前から行方不明となっていた男性のもの。死因は自然死であると確認されています。リッチモンドは、バンクーバーのすぐ下に位置し、これまで遺体が発見された、カークランド島やウェストアン島の近い場所にあります。

2010年8月27日子供か女性の右足

SplitShire / Pixabay

  • 性別:女性か子ども
  • 靴の種類:靴や靴下は履いていない状態
  • 場所:Washington(Whidbey Island)

裸足の状態で発見。大きさから、女性か子どもの右足ではないかと推測されています。この足は、2ヶ月もの間水中を漂っていた様子が伺えるとのこと。今後、DNA鑑定を行うと発表されています。子どもの可能性があるのは、今回の事件では初めてとなります。

2010年12月5日子供か大人の右足

kurinui / Pixabay

  • 性別:小柄な成人か、子ども
  • 靴の種類:オザーク・トレイルのハイキングブーツ
  • 場所:Washington(Tacoma)

発見された右足は、子どもの右足である可能性も推測されています。子どもの足であると予想される事例は、これで2件目となりました。タコマはシアトルの下の方に位置しています。周りには島々が浮かんでおり、海域は入り組んだものとなっています。

NEXT 2011年から2012年に発見されたもの