カニバリズムの狂気と戦慄|現代のカニバリズムとは?

新鮮な状態の人肉は一見して牛肉のようだと多くの食人者は語りますが、腐るのが早くすぐに赤みを失い、どす黒く変色するといいいます。

成人男性は美味しくない?

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子供や女性の肉は柔らかく、特に乳房は豚や猪などの偶蹄類のような野性味のある味わい、臀部はマイルドな甘みがあると言います。一方男性の肉はあまり美味しく無いと言われています。

部位によって異なる調理法

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多くの場合頭部は煮込み調理にされる場合が多く、臓物はウインナーやハンバーグなどに加工されるケースが多々見られます。

カニバリズムを扱う映画・ドラマ

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グロテスクとサイコをテーマに扱う映画には、単純な恐怖を超えた人間に内包されている狂気を如実に現します。ここでは様々な猟奇的思考や事件をクローズアップして映像化した不朽の名作をご紹介。

羊たちの沈黙

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アカデミー賞主要部門を総なめした大ヒットサイコサスペンス。FBIに所属する女性と元精神科医の猟奇殺人犯がタッグを組み連続猟奇事件を解決するストーリー。名優アンソニー・ホプキンス扮するレクター博士の狂気と卓越した頭脳は映画ファンから多くの反響を呼び続編が次々にリリースされハンニバルシリーズと呼ばれるほどのモンスター作品となりました。

ひかりごけ

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1944年に北海道で起きた事件を元に制作された映画。海難事故により遭難した船員が食べ物が何も無い極限状態の中でカニバリズム行為によって生き延びた事実に焦点を当てたストーリー。日本の歴史においても食人の事実は多々見られるものの、食人によって裁判が開かれた始めての事件としても興味深く、ノンフィクションという点で食人について考えさせられる作品です。

スウィーニー・トッド

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2007年公開。ジョニー・デップが主演をつとめたホラーミュージカル。中期ロンドンを舞台に繰り広げられる復讐劇。主人公が営む理髪店に訪れる客の末路、ひたすらカラートーンを抑えたモノクロの世界で繰り返される惨劇はインパクト大。また、架空の人物とされているスウィーニー・トッドですが1800年代のフランスで映画の内容と酷似した事件があったとされ、事実無根のファンタジーとは言い切れない部分もあります。

RAW 少女のめざめ

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フランス、ベルギー産のホラー・スプラッター映画。獣医学校へ通うベジタリアンの女性主人公は新入生歓迎会でカオスな儀式に巻き込まれウサギの肉を無理矢理食べさせられてしまいます。その事がトリガーとなりベジタリアンから一点、人の肉を追い求める食人種に。陰鬱とした学生生活特有の雰囲気が全面に出た、ジュブナイル映画としても評価の高い作品といえます。

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