ダルマザメの恐ろしすぎる捕食方法や特徴などを動画も使って徹底解説!!

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貴重な捕食シーン

BBCのテレビ番組です。ダルマザメの生態についてCGを用いながら説明しています。後半の2分以降に水槽を映しているシーンがあります。一瞬にして近づき、すぐさま離れていってしまうのでわかりづらいですが、ダルマザメの貴重な捕食シーンが映されています。

 

ダルマザメに襲われた生き物たち  

ダルマザメによる被害者は枚挙に暇がありません。動画内でもあげられたようにイワシクジラなんて生きている間に138か所も齧られてしまったんです。その中のいくつか生き物を紹介していきます。

マグロ 

こんなにも立派なメカジキなのに食害痕がひどく目立ちます。きっと値段も下がってしまうに違いない……と思いきや、食害痕がある個体は質が良い場合も多く査定にはあまり響かないとのことです。表面上を切り抜いているだけなので、食用箇所に影響はないのだとか。

イルカ 

ぽっかり空いた丸い穴。これもダルマザメの仕業でしょう。少しばかり治り始めているようにみえます。治癒すると新しい皮膚になるため他の肌色と変わってしまいますが、えぐれたままでも腫れてしまうこともなく完治してしまいます。これはダルマザメの意思なのかサイズ感によるものなのかはわかりません。

オットセイ 

この見事な毛皮に覆われたオットセイですらダルマザメの餌食になります。一本の毛に短い毛が密集して生えているオットセイの毛皮は人間に乱獲されるほど見事な毛皮ですが、ダルマザメの吸引力の前では太刀打ちできなかったようです。

ダルマザメが人を襲う可能性は?  

深海にすむダルマザメですが、人間を襲わないわけではありません。ダイバーは一般的に水深20mほど潜ります。水深80mまで浮上すると言われているダルマザメとは出会いそうにないと思われますが、深海の生命には未知な部分がたくさんあります。絶対に安全というわけではないのです。

深海魚なのに浅瀬にも来る?  

ダルマザメは獲物を狙うため夜に水深の浅い層までやってくることがあります。通常ならば再び深海へと戻っていくものですが、時には浅瀬の海岸まで迷い込んでしまうことがあるのです。実際にダルマザメに捕食されたと気づいた人はいませんが、あの特徴的な食害痕をつけられてしまった人はいるのです。

襲われる可能性はゼロではない   

オーストラリアでの海水浴中に起こった実例があります。7歳の少年が海で遊んでいるところ、直径73㎜もの食害痕をつけられてしまいました。皮下脂肪がえぐりとられ、下にある骨すらも見えてしまっていたようです。オーストラリアでは2件目である大変珍しい例ではありますが、襲われる可能性は決してゼロではないことがわかると思います。

深海に住むサメの仲間  

500種以上いるとされるサメのなかでも深海にすむ深海サメについて説明していきます。詳しい説明はレジャーゴーの記事をご覧ください。

メガマウス   

名前からでもわかる特徴的な大きな口。思わず「食べられちゃう!」と叫んでしまいそうですが、彼らが捕食するのは水中のプランクトンであって、人を襲うことはありません。

オンデンザメ  

深海に生息する長寿な巨大サメです。ダルマザメと同じツノザメ目ですが、分類わけに関してはいまだ研究段階でわからないことの多い魚です。しかし捕獲は容易いようで、非常にゆっくりと泳ぐオンデンザメは漁師の網にあっさり捕まってしまうことがあるようです。

ラブカ 

某鉄腕ダッシュな番組にも登場したラブカは深海サメの仲間です。カグラザメ目に分類され、生きた化石とも呼ばれています。特徴的な歯は細かく鋭い小さな歯が密集していて、イカなどの獲物を逃さないためのようです。他にも出産するまでに長い期間がかかってしまうなど、深海生物はとても興味深い生き物です。

ラブカの記事についてはこちら

ダイオウイカの世界初撮影! で深海ブーム到来

2013年にNHKで放送され反響を生んだ「世界初撮影! 深海の超巨大イカ」をご覧になったでしょうか。もともと、深海という人間が到達できない未知の世界には一定数のファンがいましたが、あの放送を機に美しくも恐ろしい深海生物に魅了された方も少なくないでしょう。

水中でしかわからないこと

10年という長い年月を掛けて、人脈や知識、最新技術などを盛り込んだラストチャンスであの奇跡の23分間を撮影することが出来ました。ダイオウイカには虹色素胞という皮膚細胞があることを知っていた専門家は、実際に水中で泳ぐ姿と辛うじて目撃していた姿との違いに驚き、硬質感のあるきらめきに神々しさを感じたそうです。

深海プロジェクト

深海にスポットをあてた番組をこれまでもNHKは放送しており、深海ザメについての番組もありました。未知なる領域に挑むため、技術の進歩は欠かせません。新しい潜水船や暗闇でも撮影できる超高感度深海撮影システムなど、深海探索にはたくさんのロマンが詰め込まれています。

面白い深海グッズ

深海人気が高まり、水族館でのお土産コーナーには見た目が可愛らしいイルカやペンギンのぬいぐるみから、大王グソクムシやダイオウイカなどの変わったぬいぐるみが登場し始めました。深海グッズについていくつか紹介していきます。

ダイオウイカ

ぬいぐるみ ダイオウイカ 174cm

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全長174㎝もあるリアルなダイオウイカのぬいぐるみです。光沢感のあるつるっとした肌は抱き枕として夏に心地よく、触腕はふわふわしていて触り心地が最高です。

ダルマザメ

しんかいさん ダルマザメ ぬいぐるみ 7687

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メガマウスやラブカなどの有名な深海ザメだけでなく、ダルマザメのぬいぐるみもあります。大人は40㎝ほどになるダルマザメの中では、育ちざかり29㎝ほどのぬいぐるみです。ピンクの唇と特徴的な下あごの歯が再現されています。

カップメンダコ

かなりエッジのきいた商品です。深海に生息するメンダコをモチーフにしたカップ麺の蓋を押さえるグッズ。深海マザーは深海を題材とした商品をハンドメイドしているお店で、HPの雰囲気も異彩を放っています。4種類8色のカップメンダコがありますが、いくつかは滅亡している(完売)ようです。

ダルマザメの恐ろしい捕食に生きる知恵を見た!

強制的にアンパンマンのような役柄を強いてくる、ダルマザメの捕食方法には恐ろしいものを感じてしまいますが、生存することが困難な深海において獲物の個体数を減らすことのない攻撃は深海に生きるための賢い知恵なのかもしれません。

それにしても痛々しい傷跡です。やられた魚はあんなに穴だらけになって痛くないのでしょうか。そもそも、魚に痛覚があるのかどうか。それについてまとめられた記事がありますので、そちらもご覧ください。

魚に痛覚はあるのか!?についての記事はこちら

ラブカの記事についてはこちら