ラブカとはどんな魚?
ラブカとは深海に生息するサメの仲間
ラブカは深海に住み古代から生息していたサメの一種で、生きる化石と呼ばれています。 彼らは約3億5000万年前から存在しておりその生態はほぼ進化していません。それゆえ古代サメの異名を持っています。
日本では駿河湾や相模湾に生息している
分布は太平洋、大西洋の世界中広範囲に生息しています。日本では静岡県の駿河湾、相模湾などの浅海で見られることもあります。よく漁師網にかかっているらしいですが、その鋭い歯のせいで大体の漁師は逃してしまうそうです。
ラブカとはどんな見た目?
個性的かつ特徴的
3億5000万年前の姿そのままだけあり恐竜のようです。ラブカ特有の特徴がいくつかあり、それらが古代のサメの特徴が残っているため、古代サメと呼ばれています。
大きいものは2m近くにもなる
産まれた時はわずか6cmでとても小さいのですが、体長は約2mと、怪魚レベルにまで成長します。2m近くなるのは雌で、雄は165cmほどの大きさです。
カラダは長く、「鰻鮫」と呼ばれることも
沼津港深海水族館が一時的に捕獲に成功し、展示されていた時の映像です。ユラユラと漂うようにゆったりクネらせながら揺らめくさまは、ウナギザメの異名も持っています。彼らは回遊しないでずっと海の底でこんな風に揺らめいています。
出産まで3年半もかかる
ラブカは妊娠してから出産までに3年半もの期間を要します。ちなみに繁殖は卵胎生と言い、卵を胎内に宿しそれを育ててある程度の大きさになると卵から稚魚にかえり、胎内から出産します。その期間が3年半かかるのですが、おなかの中から出てくる頃の大きさは60cmに成長しています。