ボディーが切れたり裂けたりしてしまわなければ、付け替えることなく再利用することもできるため、天然虫エサと比べ手返し(仕掛けを一旦回収し交換するまでの動作)の手間が省けます。少しかじられた程度であれば、そのまま使えるためエサ持ちも抜群。根がかりしてしまっても自然に分解される素材のため、地球や海に優しいのも嬉しいです。
生き餌との比較② パワーイソメのデメリット
初心者や女性、お子様にも扱いやすいパワーイソメですが、それとは反対に、天然虫エサと比較した時にデメリットがあることも事実です。パワーイソメをエサとする場合、金属製ルアー釣りと同等の扱いの慎重さや難しさも避けられません。ここでは、よく使われる本物の虫エサと比べた場合の、パワーイソメのデメリットを詳しく解説していきます。
パワーイソメのデメリット① 釣果が劣る
従来から釣り人に使われた来ただけあり、生き餌には魚をおびき寄せる「集魚力」があります。普段から魚たちが食べているエサから発する臭い、虫特有の動きは、どうしてもソフトルアーでは完璧に再現し切れません。そのため、生の虫エサでは好釣果が得られるスポットでもパワーイソメでは今ひとつ…という結果になる場合もあります。
パワーイソメのデメリット② ルアーならではの短所がある
どのルアーにも言えることですが、ルアーの最大の短所は、何と言っても「本物の餌ではない」という部分に尽きます。見抜かれてしまいやすい金属ではないパワーイソメも、虫のように自然に動くわけではないので食欲の落ち着いている状態の魚は食い付きが悪いことが多いです。いかに魚を騙せるかが、パワーイソメ釣りのカギになってきます。
パワーイソメの使い方は?
基本的な使い方は生き餌と全く同じ
基本的な使い方は、アオイソメをはじめとする天然虫エサと全く同じです。「チョン掛け」、「通し刺し」、「房掛け(3匹程度がスタンダード)」、「縫い差し」などの手法で頭側にハリを通し、魚に食いつかれても盗られないようしっかりと固定します。生きているアオイソメのように、噛まれる心配がないので女性でも安心して装着できます。
パワーイソメならではの長所をいかす使い方も可能
パワーイソメ釣りが天然虫エサ釣りと大きく異なる点は、茶色や赤ピンクなど、異なる色や太さの疑似餌をターゲットに合わせて変更できるところです。切ることで長さの変更も出来、様々なバリエーションのパワーイソメを混ぜて、多様にハリ付けする使い方も可能です。丈夫で取れにくいので、激しくエサ盗りしてくる魚にも有効と言えます。