毒魚が釣れちゃったらどうしよう?種類や特徴、刺された時の対処法をご紹介!

釣れた場合は、仕掛けを諦めて海に帰しましょう。刺された場合は、すぐに陸に上がって、真水で患部を洗い流して、毒を吸い出します。トゲは取り除きます。患部を40~50度のお湯に浸して、応急処置が済んだら医療機関を受診してください。

毒魚の種類⑦ オニダルマオコゼ

体長は、35~40cmです。オニダルマオコゼは、砂地や岩肌に酷似した体色をして擬態しています。別名Stonefishです。生息地は、小笠原諸島や沖縄、奄美大島周辺の海域にいます。

オニダルマオコゼの特徴

毒成分は、ストナストキシンといって、ハブの30倍の毒を持っています。背びれの12~14のトゲに猛毒があり、刺されると、気絶や発狂する人が多いですが、呼吸困難、心肺機能不全、最悪は死に至ることもあります。

オニダルマオコゼの対処法

刺された場合は、すぐに海からでます。痛みで気絶すると溺れる危険性があります。刺されたトゲが残っていれば取り除きます。真水で患部を洗って、毒を吸い出したら、お湯で患部を浸して、急いで医療機関を受診しましょう。

毒魚の種類⑧ ソウシハギ

体長は、50~100cmです。長楕円形で、大きな尾びれを持ち、体表には青い波模様や斑紋があります。生息地は、暖かい海に分布しており、本州中部以南です。しかし、温暖化で北上していて、北海道でも釣れた情報があります。

ソウシハギの特徴

毒は食中毒タイプで、内臓にパリトキシンがあります。毒性は、加熱しても分解されないふぐ毒のテトロドトキシンより猛毒です。食べた場合は、激しい筋肉痛や呼吸困難、けいれん、歩行困難、最悪の場合は、死に至ります。

ソウシハギの対処法

釣れた場合は、海に帰してあげましょう。ソウシハギは、食中毒タイプなので触っても大丈夫ですが、都道府県では、食べないように注意喚起されています。

毒魚の種類⑨ クサフグ

体長は、10~25cmです。背中は、暗緑色で白い斑点があり、腹部位は白く、尾ひれと背ひれには黒い斑点があります。クサフグは、日本各地に生息しています。

クサフグの特徴

食中毒タイプです。毒は、内臓や卵巣、皮に、筋肉にも微量に毒が含まれていますが、致死量を食べなければ食べることができます。フグ調理師免許を持たない素人の中毒死亡事故が発生しています。

クサフグの対処法

釣れた場合は、クサフグは触っても大丈夫ですので、海に逃がしてあげましょう。フグ調理師免許がない場合は、絶対に食べないでください。

毒魚の種類⑩ キタマクラ

体長は、13cm程です。見た目は平べったく、体色は、茶褐色~灰褐色で、2本の暗色縦帯があります。福島県以南の太平洋側、温帯性で日本の近海に生息しています。

キタマクラの特徴

食中毒タイプです。食べてはいけない、他の魚と一緒にしてはいけない毒魚です。フグ毒と同じテトロドトキシンを持っていて、肝臓や腸、皮膚にあります。皮膚から分泌される粘液にも毒があります。しびれや呼吸困難に陥り、死に至ります。

キタマクラの対処法

釣れた場合は、素手で触ってはダメです。釣った魚と同じクーラーボックスに入れると粘液がついてしまい、毒が体内に入ってしまいます。釣っても食べることはできません。解毒剤がなく、胃の洗浄などしか対処法がありません。

毒魚の種類⑪ アカメフグ

体長は、40cmほどです。丸みのある体に小さな口、眼の白目が赤みを帯びています。生息地は、本州中部の太平洋側です。

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