人間では確認することができない、紫外線や赤外線を見ることができるそうです。見通しが広く、眼を自由に360°動かすことができるため、獲物の捕獲や天敵の遭遇にもかなり役立っています。
シャコパンチの光る特殊能力
モンハナシャコは、円偏光(えんへんこう)という光を見ることができる他に類を見ない生物だと考えられています。円偏光とは、シンプルに分かりやすく言うと、らせん状に回転しながら振動する光のことを言います。円偏光が見えることで、モンハナシャコは一つの景色や光から多くの情報を集めることができると言われています。
シャコパンチの天敵
こんなに強いモンハナシャコの天敵はいるのでしょうか。モンハナシャコは、生態系の中でもかなり上位に位置づけされているので、天敵と言える生物はいないと見られています。もしいるとしたら、タコからは格好の獲物になっているみたいです。強烈なシャコパンチは、タコを追い払う時にも使います。
縄張り争い
シャコは、浅い海の岩場や砂地に穴を掘って棲み家にしています。しかし、その棲み家を巡り、縄張り争いが発生します。負けん気が強いので、シャコパンチを威嚇として縄張り争いで使うのです。
シャコパンチ(強烈パンチ)の危険性
シャコパンチを受ける危険性が発生するのは、エサの貝類や、縄張り争いを行うシャコ仲間、そして天敵となるタコなどです。しかし、ダイバーが潜って捕獲しようとした時、受けて怪我をしたという話がありますので、人間にとって危険性の高い生物になるでしょう。
怪我の情報
ダイバーが潜って素手で捕獲しようとした時に、シャコパンチをくらって手の指の爪が割られたケースや、指を骨折、また指を引きちぎられたと言う情報もあります。