マンボウの生態や死因の真実を紹介!実は食べても美味しい?

マンボウの腸でそのまま「マンチョウ」とも言われる腸は、焼肉のミノに似たコリコリした触感で、炒めても、焼いても、煮ても、どんな調理方法でもとても美味しい珍味として人気の食材だそうです。味付けもお好みで、実はマンボウの食用部位の中で一番美味しいのは、この腸だとも言われています。

まさに珍味の皮

マンボウは、漁の網にかかって獲れた場合、漁船上ですぐ解体され、捌かれた後の骨や皮はそのまま海に捨てられることが多いので、皮はあまり市場に出ない部位です。湯引きして酢味噌で食べたり、寒天やナタデココのような食感がするので、甘い味付けで食べる猛者もいるようですが、とりあえずコラーゲンたっぷりな不思議な味わいの珍味だそうです。

美味しいマンボウ③地域の名物料理として 

マンボウ料理を観光資源に

おもに一部の地域で消費されることが多かったマンボウですが、それを逆に利用して観光資源として利用するところもあります。三重県の道の駅「紀伊長島マンボウ」では「マンボウフライ定食」を特産メニューとして売り出しています。白身魚ですが、フライにすると、イカにも似た不思議な食感で、美味しい人気メニューとなっているそうです。

マンボウが見られる水族館

一部の水族館で観察可能

マンボウは生態にまだまだ不明な点も多く、飼育も難しい部類に入るため、マンボウを飼育している水族館はあまり数は多くありません。水族館によってはマンボウの健康状態によって一時的に展示が休止されたりする場合もあります。マンボウを水族館で確実に見たいという場合は、事前に各水族館に問い合わせすることをお勧めします。

マンボウじゃないアカマンボウ

姿は似ているがまったくの別種

アカマンボウというお魚をご存知でしょうか。マンダイとも言われるお魚で、見てのとおり赤い体色のマンボウのようですが、マンボウとはまったく別種のお魚です。マンボウがフグの仲間であるのに対し、このアカマンボウはこれもまた神秘の魚リュウグウノツカイの遠縁にあたる種類で、食用としてもよく利用されています。

まとめ

マンボウの生態やよく言われている情報の真実についていろいろと見てきました。もちろん、人間にあれこれ言われていることなどつゆしらず、マンボウ本人(本魚)は、今日もまた、のんびりと世界中の海を泳いでいることでしょう。

そんなマンボウを水族館で見かけたら、ぜひその姿をよく観察してみてください。マンボウを食べる機会があったら、その不思議な味わいをじっくり楽しんでみてください。きっとマンボウの魅力を再確認できるはずです。