憧れの巨大魚ナイルパーチの情報まとめ!きっと食べたことがある!

もともとは名前の由来でもあるようにナイル川に生息しており、古代エジプトの壁画にも「神聖な魚」として描かれています。アフリカ大陸熱帯・亜熱帯域の河川、塩湖、汽水域、湖、水路など。湖では沿岸部に生息しています。

ナイルパーチの分布

ナイルパーチはどこにいるの?

西アフリカ、中央アフリカ、東アフリカ(ナイル川流域)に広く生息しています。1950年代にイギリス植民地政府の水産局によってケニア、ウガンダ、タンザニアに囲まれたアフリカ最大の湖、ビクトリア湖に食用として放流され、定着しています。

減少しているナイルパーチ

食用とされたナイルパーチが放流され、固有種の魚が絶滅した結果、藻やプランクトンが異常増殖して湖全体が酸欠状態となった事と、湖周辺に大金となるナイルパーチを求めて多くの人の移住した人たちによるナイルパーチの乱獲と大量の生活排水が湖に流れ込んで汚染されたことが原因とみられているそうです。参照:外来魚問題関連情報(2014)

ナイルパーチは日本にもいるの?

前述したようにナイルパーチはアフリカ大陸熱帯・亜熱帯地域に生息する魚の為、日本で定着が予想される地域は琉球列島のみとみる方もいるようです。しかしながら、日本にも輸入され、環境省による「要注意外来生物」にリストアップされているので管理には十分な注意が必要です。

ナイルパーチの旬

ナセル湖でのベストシーズンは2回!

ナイルパーチのメジャーな湖と言えばナセル湖。面積5250㎢、超水量132㎢最大水深180m、日本最大の琵琶湖の面積約8倍、貯水量約5倍という巨大さ。実はナイルパーチのベストシーズンと言われている時期は2回あり、サマーシーズン3月~5月とウインターシーズンの10月~1月。では超大物を狙うにはいつの時期が良いのでしょうか。

ナイルパーチの釣り方

サマーシーズン

3月~5月はナセル湖の水位が下がる時期で、テラピアが産卵で浅瀬に上がってくる為、それを狙って集まったナイルパーチを浅瀬で目にする事が出来ます。この時期ではトローリングでも比較的浅い水深で大型が釣れます。この時期の平均サイズは15Lb~50Lbが中心となり、ショアからのキャスティングをするならこの時期が良さそうです。

ウインターシーズン

10月~1月のこの時期、産卵を控えたナイルパーチが深場にいます。ボートからの深場を狙った釣りで超大物に出会える可能性がとても高い時期となるので、深めのトローリングがメインの釣り方となり、100Lbクラスの大物ナイルパーチを狙うのであればこの時期のトローリングがオススメのようです。

ナイルパーチのタックル

使用ロッド・ライン・シャロー

ロッドはバスロッド7Ft(MH)/平スズキ用ハイパワーロッド/シーラロッド/雷魚ロッド。ラインは40Lb 5~6号ナイロン。ルアーはボリュームが大きく、水深5m~8mをキープ出来る物。シャロー用で2m~3mの水深をキープ出来る物を使用するのがオススメのようです。参照:ビックトラウト

ナイルパーチのいるビクトリア湖

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