アラカブってどんな魚?
さっそくアラカブについてどの様な魚なのか?を見ていきましょう。アラカブは釣りの対象としてはよく知られている魚ですが、古くは江戸時代よりアラカブの姿がまるで武士が鎧を着ている様で勇ましいと「武家」に好まれ、端午の節句に飾られる縁起の良い魚として珍重されていました。確かに画像を見ると勇ましいというか武骨な雰囲気を醸し出していますね。
アラカブとカサゴの違いは?
さて、さっそく疑問を解消していきましょう。アラカブとカサゴは違うのかということですが、「同じ魚lというのが回答です。地方名が付けられている魚は結構多いですが、アラカブも標準名はカサゴの地方名称で、鹿児島や長崎・熊本での呼び名です。カサゴという標準名は、頭が大きく笠をかぶっている様に見えることから「笠子」 に由来するいう説が一般的ですが、姿がカサブタの様に見えるからという俗説もあります。江戸時代に勇ましい姿が「武家」に好まれていた話と比較すると、ちょっと残念な話に聞こえます。
カサゴの他の地方名として、関西での呼び名である「がしら」や「がし」、山陰地方での呼び名である「ぼっか」や「ぼっこう」、岡山の「アカメバル」「あかちん」など他にも色々な呼び名が各地にあります。全国各地にそれぞれの呼び名があるということは、古くから各地で親しまれてきた魚であることを示しています。