イシダイ釣りに挑戦だ!磯の王者イシダイの生態や釣り方、美味しい食べ方をご紹介!

ですが、シガテラ毒は熱帯の海域に生息する魚にみられるもので、日本での食中毒発生の可能性はとても低いといわれています。ただ、近年の温暖化の影響で日本での発生数が上昇しているとメディアで取り上げられたこともありますので、60センチを超えるものは食べないなど注意が必要です。

イシダイの旬と食べ方

イシダイは産卵前の春先や、晩秋から冬の寒い時期が脂がのって美味しいといわれています。高級魚で知られスーパーなどにはあまり出回りません。幼魚のシマダイ・サンバンソウは一年を通して味が良く、こちらはスーパーなどでも買うことができます。食べごろは40センチ前後で鮮度が落ちにくくさまざまな料理として美味しくいただけます。

・お造りで豪華に

イシダイを釣ったら一番に食べるのがお造り、刺し身でしょう。釣りたては身がしっかりしすぎて固く感じますが、血抜きをして冷蔵庫で1~3日間くらい寝かすと、熟成され柔らかくなり旨味が凝縮されます。旬のものはとても脂がのっていて、白身のトロといわれています。磯の香りがするのも特徴で、気になる人は洗いにするとよいでしょう。

・お鍋やしゃぶしゃぶも格別

イシダイは鍋にしても美味しいです。新鮮なアラからは旨味たっぷりの出汁がとれるので、昆布出汁と合わせてしゃぶしゃぶにするのもおすすめです。身を皮が付いたまま薄切りにし、新鮮なものは表面の色がうっすら変わるぐらいでいただけます。皮と身とアラと、イシダイを丸ごと味わうことができます。口いっぱいに広がる旨味を堪能してください。

まとめ

イシダイは希少価値が高くなかなか釣れないといわれます。イシダイ専用のタックルも高価なものが多いので敷居の高い釣りというイメージが先行し、一歩踏み出せない釣り人がたくさんいるのではないでしょうか?そんな方は堤防から幼魚・若魚を狙ってみてください。一度引きを体験すると、もっと強くもっと強力な引きを求めてしまうはずです。
釣っても食べてもまさに王者と呼ぶにふさわしいイシダイ。この魚に魅せられて磯場に足を運ぶようになったら最後、奥深いイシダイ釣りの迷宮に入り込んだも同然です。しかしその迷宮は、素晴らしい感動と興奮をあなたに与えてくれるでしょう。