サビキ仕掛けとは?
サビキ仕掛けとは、釣りに用いる仕掛けサビキ針の略称で、胴付き仕掛けの一種です。マキエを詰めるカゴと擬餌針がたくさんついたサビキ仕掛けでは、主にアジやサバ、イワシなどの小魚を釣ることができます。エビに似た「アミ」というエサをカゴに詰め、それを海中に沈めることでエサが拡散され魚が寄ってきます。サビキ仕掛けにはアミエビに似せた針が何本もついているので、集まってきた魚がエサと針を間違えて食いつくという仕組みです。
サビキ仕掛けで釣れる魚
アジ
堤防や漁港からのサビキ釣りで堂々の人気ナンバー1といえば、アジです。季節によって5~10センチ程度の豆アジサイズから、30センチ以上の大物サイズまで狙うことができます。アジは回遊魚ですから、群れに当たれば入れ食い状態になることも珍しくありません。人気の秘密はその美味しさにあります。小さなものは唐揚げや南蛮漬けに、大きなものは刺身で食べるのがおすすめです。釣りたてのアジを刺身やフライにして食べれば、魚嫌いな子供もきっと魚好きになるはずです。
サバ
サバはアジと並んで、日本の大衆魚の一つです。アジと同じく回遊魚なので、群れに当たれば入れ食いになることもしばしばあります。ただサバはアジに比べて引きが強く、針掛かりしたときは横に泳ぐ性質があるので、仕掛け自体が絡まないように注意が必要です。
イワシ
イワシは年々数が減ってきてるといいますが、時折大群が回遊し数日間釣れ続くこともあります。代表的なのはマイワシで、堤防などでは体長が15センチ前後のものがよく釣れますが、場合によっては20センチ超の良型も狙うことができます。ウルメイワシはマイワシに似ていますが、目が大きいのが特徴です。カタクチイワシもサビキ釣りではお馴染みの種類で、シコイワシや背黒などと呼ばれています。
サビキ仕掛けで釣るおすすめの時期
サビキ釣りのシーズンは結構長く、一般的には4月~12月まで楽しむことができます。その中でも6月~10月がベストシーズンです。基本的に水温が低くなるのつれだんだんと釣れにくくはなってきますが、その地域やその年によって釣れる時期には多少の差が出てきますので、インターネットや釣具屋さんで情報収集するのがより確実です。
サビキ仕掛けで釣るおすすめの時間帯
サビキ釣りでおすすめの時間帯といえばやはり朝夕マズメの時間です。マズメとは日の出や日の入り前後の時間帯のことで、海釣り全般で一番釣果が出やすいゴールデンタイムといえるでしょう。その理由としては、マズメの時間帯になるとアジやサバ、イワシのエサとなるプランクトンが活発に動き出すので、魚の活性も上がり積極的に捕食活動を行うようになるからです。
サビキ仕掛けで釣るおすすめの場所
サビキ釣りでおすすめの場所といえば、まずは漁港です。漁港には船が通る船道があり、潮の流れを利用して大小さまざまな魚が出入りします。一般的には港の出入り口ほど潮の通しが良く、サビキ釣りの主なターゲットであるアジ、サバ、イワシなども集まりやすいです。他には海釣り施設や海釣り公園などもおすすめです。このような施設では有料の場所がほとんどですが、何といっても足場が良く、駐車場やトイレ、レンタル釣り具やエサを扱っている事務所などがあり、家族連れには特に人気があります。
サビキ仕掛けで使うタックル
ロッド(竿)
サビキ釣りの場合、最初はそこまでロッドにこだわる必要はありません。よくリールとセットで安く売られていますが、それでも十分です。ただ一つポイントとしてはアジは口が切れやすいので、ロッドの先が固いと釣れた後にアジの口が切れて逃げられてしまう可能性が高いです。ですからサビキでアジを狙う場合はなるべく柔らかくてしなやかなロッドがおすすめです。硬さは3号、サビキ釣りは仕掛けが長いので4m程度が標準ですが、お子さんや初めての方は扱いやすい2~3mがおすすめです。
リール
リールもロッド同様最初はそこまでこだわる必要はなく、ロッドとセットになっているもので十分です。できれば最初からリールにラインがついているものの方が楽です。もしロッドと別々に買うのであれば、スピニングリールといって小さくて扱いやすいものがおすすめです。リールの大きさは2000~3000番、ラインはナイロンの3号で十分でしょう。