かつてここは母と娘が営む居酒屋で経営者の女性と従業員がこの廃屋で殺害されたというものです。トンネルに出る女の霊はその時の犠牲者たちです。昭和33年のこととされています。殺されたのはママだけというパターンもあります。ドライブインとして登場することもあります。
老夫婦
古い話では戦争直後にここで暮らしていた老夫婦と二人の孫が斧で殺害された凄惨な事件があり、旧旧トンネルの霊はその被害者とも囁かれています。老婆と老人孫娘などの登場人物で、老夫婦だけだったり、バリエーションがたくさんあります。
白い服の霊
ある日テレビ局に、旧吹上トンネルで撮影された一枚の写真が届きました。白い服を着た女性の霊でした。取材班が深夜2時にトンネルに入り取材を開始しました。リポーターの女性がこの先に人の気配がするから進めないと断念しました。まだ入り口から少し進んだあたりです。
あとで確認するとリポーターが断念する直前に撮った写真にくっきりと霊の姿が映っていたのです。その画像はそのままお茶の間のテレビで放映されてしまったのです。廃屋の井戸に身を投げた女性だと言います。それ以来心霊スポットとして人が集まるようになりました。
赤い椅子
廃屋には印象的な赤い椅子が三脚ありました。ある日二脚になりました。椅子がひとつ無くなっただけで憶測が飛び交います。井戸や、汲み取り式のトイレもありました。今はすっかり整理された資材置き場になりましたが、そこはやはり最強スポット、夏ともなれば肝試しのグループ同士が、出会い頭に互いを霊だと悲鳴を上げて騒ぎます。
ここには浮遊霊がたくさんいます
幽霊にでくわさないまでも、この場所に足を踏み込むと、淀んだ空気に圧倒されるのです。その正体は多くの浮遊霊だと言われています。霊気があります。霊が集まる条件が重なっている場所ということです。
霊能者が霊視した結果は
吹上トンネルは都内屈指の心霊スポットです。訪れた霊能者は数知れず、かつてテレビに出ない日はないと言われた女性霊能者や、宮司さんも来ています。浮遊霊がたくさんいる。と口々に言います。土地の相がよくないとも言っていました。この土地の気は滞留していて、訪れた者に不幸が降りかかるのはそのためなんだそうです。
吹上トンネルに近い心霊スポット
吹上トンネルは青梅市にあります。この辺りには有名な心霊スポットが点在しています。マイナーなスポットを上げれば数知れずですが、今回は関東屈指の場所を紹介します。車なら一日で周れます。
八王子城跡
八王子城後は古くから心霊スポットとして、地元の人は近づきませんでした。戦国時代の小田原城の城攻めに当主と兵士が城を空けている隙に、秀吉の別動隊に攻め込まれ、女子供と農民が大量殺戮されました。刃物で自分を刺し川に身を投じた者もいます。
そのため川は真っ赤に染まり、城攻めにあった6月23日には、晴れているのににわかに雲が立ち込め、悲鳴や馬のいななきが聞こえたと古くからの書物で伝えられています。城後に立ち入ると、自然に慰霊碑の前にいたり、一面に死体が転がっているのを見てしまったり、血に染まった赤い川を見ることがあると言います。