サンマに潜むアニサキスに注意しよう!症状や予防法を徹底解説!

残念ながら酢漬け、塩漬け、醤油やわさびをつけるといった行為では、アニサキスは死ぬことはありません。ですがいくつかのポイントを押さえておけば食中毒の危険性は大分防ぐことが可能になりますよ。

サンマのアニサキス予防法①目視

とても簡単な方法があります。スーパーなどから買って来てラップを外して調理する前などに、細かい部分までよく観察することです。そのちょっとグロテスクな色や形が目立つのですぐ分かるはずです。ただ、とても小さく、潜んでいることもあるので見落とすこともあります。生で食べる前には特に隅々まできちんと確認すれば大分安心できますね。

サンマのアニサキス予防法②よく噛む

知らずに魚を食べてしまった場合、アニサキスという寄生虫はそれほど強い性質でないのでしっかり噛むと死んでしまい食中毒の危険性も減ります。いることが分からずに魚を食べてしまうことのあるアニサキスですが、噛むことが予防にもなります。簡単なことですが、サンマを食べる時にいつも気をつけるようにすれば案外防ぐことができるのです。

サンマのアニサキス予防法③冷凍

特徴的な点として極端に低い温度では死んでしまうので冷凍すればアニサキスを確実に魚から除去できます。冷凍庫内の温度以上に冷却すれば死滅するというデータがありますが、一般的な家庭用冷蔵庫の場合は2日くらい冷凍すると安全です。すぐに料理する予定がなければスーパーから帰ったらすぐ冷凍で嫌なアニサキスの心配はなくなりますよ。

サンマのアニサキス予防法④加熱

また、アニサキスは予想外なことに、加熱することで食中毒を予防できます。70度以上か60度なら1分で死んでしまいます。刺身以外の食べ方は塩焼きで食べることが多いですね。サンマの塩焼きは高温調理なのでアニサキスが潜んでいたとしても安心です。焼くことでこれほど安全になるのならだれでもできそうですね。

サンマのアニサキス予防法⑤内臓をとる

いくつか予防法を見てきましたが、もっと簡単なことがあります。はらわたの部分を取って捨てるという、ちょっともったいないことですが効果があります。筋肉から出て他に移るという性質を持ち合わせているのでこれが安全なのです。スーパーや鮮魚店などで購入したものはもちろん、残念ですがなるべくサンマの内臓は食べないように。

内臓以外の場所にいることは?

いるかいないのかが不思議なほど見つけにくいアニサキス。それを刺身で食べる時、刺身用だからと言って絶対安心と言い切れない点もあります。何故なら、アニサキスは魚の鮮度が落ち活きが悪くなっていくと内臓から出て動くことがあるからです。アニサキスが身に隠れていたらとても気持ち悪いですね。

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