定番のエサ「アオイソメ」の付け方や気になる生態をご紹介!

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はじめに

釣りをする方であれば、必ずといってもいいほど出会うであろうアオイソメ。釣りをしたことが無く、アオイソメを知らないという人はもちろんのこと。釣りえさとして使っていたけれど、いったい何なのか?気になるという人にも。今回は分かりやすくアオイソメについてご紹介しましょう。ここからは虫(幼虫系)が苦手な方には少しインパクトの強い写真も出てきますのでご了承くださいね。

見た目も含めてアオイソメについて理解して、苦手から脱出していただければと思います。知れば知るほど、かわいく見えてくるかも?さぁアオイソメの世界へようこそ!まずは生態についてお教えしましょう。

アオイソメの生態

動物の分類で言うと、「多毛類」という種類の動物です。いったいどんな生き物なのかというと、ほかにはゴカイなどが同じ分類で、一番ポピュラーな生き物ではないでしょうか?その、「多毛類」は分かっているだけでも世界中に8000種類以上います。まだまだ分かっていない多毛類もたくさんいると言われているくらい、とってもたくさん仲間がいるのです。

世界でも重要な役割

そして、魚類や鳥類、甲殻類のえさとして存在しています。いつも美味しく頂いている魚、みんな大好きな甲殻類、綺麗な泣き声で癒してくれる鳥類なんかも多毛類のおかげで生きているかと思うと、少しありがたみすら沸いてきました。世界的に見てもとっても重要な存在なんですね。少しは多毛類について見直しましたか?

では、すこし尊敬の意と興味を持っていただけたところで、アオイソメの身体についてどこがどうなっているのか。釣りをする際のアオイソメの特徴について次で説明しますね。

アオイソメの特徴

アオイソメの身体について説明しましょう。身体は細長く円柱状をしています。頭の部分に口がついていて、胴体の部分はたくさんの節から出来ています。一番下に肛門がついていて、頭でもとても理解しやすい作りなんですね。

釣りえさとしてのアオイソメの特徴

アオイソメは大きいものから小さいものまで大きさによって売られています。ですので、ターゲットによって大きさを変えて使うというのが一般的です。生きえさの中でも安価で、釣りをしているときのもち具合もよく一番ポピュラーなえさです。よく動くことから、動きで魚を誘い込んだり、大きな個体は切って体液で誘うことも可能です。

ターゲットも基本的には選びませんので、青い魚からアナゴ、カレイなんかも狙うことが出来ますよ。安価でこんなに楽しめるなんて一番使われている訳が分かりますね!

似ている?ジャリメとアカイソメ

他によく使われる、生きたえさの代表は「ジャリメ」「アカイソメ」があります。ジャリメはアオイソメより少々割高で、ハゼやキスなどターゲットを絞って勝負する場合には食いがいいという特徴があります。「アカイソメ」はアオイソメの倍以上の値段がする高級な生きえさです。岩虫をアカイソメという場合、匂いで魚を誘うため食いがいいのが特徴です。そのほかにも地域によってはアオイソメを人工的に掛け合わせ赤くしたアオイソメのことで、赤味が強いので食いつきが違うというのが誘い文句です。

さぁ、アオイソメの特徴も知っていただけましたね。見るのも辛いという感覚から、どんどんひき込まれて来ませんか?そう。アオイソメは釣りをする人の味方なのですよ!ぜひアオイソメで釣りをしましょう!では、次はアオイソメはどこに住んでいて、どんな生活をしているのかをご紹介します。

アオイソメの生息地・分布

アオイソメはどこに生息しているのでしょう。「多毛類」というくくりでいうと、寒い地方から暖かい地方まで、国も問わず津々浦々の海の中に生息しています。しかしアオイソメになると話は別です。なぜか日本の海で見かけることが少ないのです。

別名「朝鮮ゴカイ」

アオイソメは別名朝鮮ゴカイといいます。その名の通り当初は朝鮮半島伝わったのです。ですが、輸入ルートの開拓で今では中国から格安で輸入できることになり、そのほとんどを輸入によって調達しているのが現状なんですね。どうして、アオイソメの仲間たちは、どこの海でも生きられるのに輸入に頼っているのか?詳しい文献がありませんが、どうやら日本では何らかの影響を受けて生息しにくいようです。ゼロではなく、見つけたという説もあるのの、はっきりとどこになら生息しています。というのは無いのです。

アオイソメの養殖は?

さぁ、そんなことならどうにかこうにか養殖して国産でもっと安く、使いやすくならないのか。と思いますよね。輸入代だってかかるでしょうし、価格もこれから安定するのか不安もあります。ですが日本でアオイソメを養殖しているという話は聞いたことがありません。確かに自分で使う分だけでも養殖できたらとても経済的になりますが、実例がないことということは難しいということなのでしょう。

では養殖できないとすると、次に重要なのは買ったアオイソメを長く保存して無駄なく使うということですよね。次では、釣り具屋などで購入したアオイソメの保存方法についてお伝えしますね。

アオイソメの保存方法

釣りのために釣ったアオイソメを釣りをする日まで保存したい。もしくは、釣りでたくさん余ったアオイソメを次の釣りでまた使いたい。そう思ったとき、動きが特徴のアオイソメはどうしても生きたまま保存したいですよね。その方法についてご紹介しましょう。

冷蔵庫で保存しよう

まず、持ち帰ったアオイソメを選別しましょう。怪我をしていたり元気のない個体が初めから取り除いておきます。容器に買ったときについてきた砂利を敷いておきましょう。綺麗な海水でさっと洗い流して、砂利の上に綺麗になったアオイソメをおいていきます。海水を少しかけることと、ふたには空気穴をいくつか開けておくことを忘れないでくださいね。

こうしておけば冷えすぎない限り、長くても2週間ほど生きたまま保存することが出来ますよ。もし途中で死んでしまった個体がいれば取り除いておきましょう。温度でいうと6度~10度くらいが最適です。ですので、持ち帰るときも気をつけて欲しいですし、冷蔵庫も冷えすぎる場所にはおかないようにしてくださいね。生き物だということをお忘れなく。

冷凍庫で保存しよう

こちらの方法はアオイソメは死んでしまいます。ですので、特徴でもある動きを出せないものの、普通のエサとしての役割は果たせる保存方法です。持ち帰ったアオイソメを水道水であらいざるなどで水気を切ります。ビニール袋に入れて、アオイソメと同じくらいの塩加え軽くなじませたら、新聞紙など水分が切れるペーパーに包み水分をきります。3時間ほど水分を抜いたら、ざるなどに広げて天日干しにします。目安としては、しっかり水分が抜けているが、針を通せるような弾力がある程度にします。できたら容器にいれて冷凍で保存します。

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