鰹の栄養にはDHAとEPAがあります。コレステロールを下げたり、記憶力を維持する効能があります。
DHAとEPAは熱に弱いので刺身や鰹のたたきで食べた方が栄養が良く、朝に摂取すると濃度が高まると言われています。朝から刺身を食べるのは大変ですので、味噌汁やツナで摂取することをおすすめします。
他に、良質なたんぱく質、貧血を予防する鉄分やビタミンB12、疲労回復に効果のあるタウリン、二日酔い予防のナイアシン、鰹の血合い部分にはビタミン、ミネラル、アミノ酸など栄養たっぷりです。
鰹でダイエット
鰹は初鰹と戻り鰹ではカロリーの量が違いますが、比較的低カロリーな食べ物です。
良質なたんぱく質は筋肉になります。筋肉がなくなると脂肪が付き太りやすくなりますので、たんぱく質を摂取することがダイエットへの近道です。鰹の糖質も少なく糖質制限をしている方にはおすすめの食材です。
市販の鰹のたたきを美味しく食べるコツ
スーパーなどに売っている鰹の刺身ですが、鰹は足が早いと言われています。できれば買ったその日の内に食べた方が美味しくいただけます。美味しい鰹を美味しく食べるためにする大事なことがあります。
切られていないものを購入する
魚は、空気に触れる部分が多いと鮮度が落ちます。できれば刺身で買うよりもサクで買ってきて包丁で切って食べた方が美味しくいただけます。
サクを買う場合、断面を見て血合いが鮮明で、皮と身の間の脂肪が多い物を選びましょう。
ドリップをキッチンペーパーなどで拭く
ドリップとは魚や肉などを解凍すると薄い血の水のことで、破壊された細胞から出た血液です。
そのドリップに身が浸ったままだと美味しさが失われていきます。ですので、そのドリップをキッチンペーパーなどで拭くことによりドリップを取り除き美味しくいただけるようにします。
バーナーで炙る
鰹のたたきを炙る手段としてバーナーが活躍します。サクの鰹の皮目をバーナーで焼き色が付くまで炙れば、簡単に鰹のたたきの出来上がりです。
ただ注意することは、まな板の上に鰹を置いて炙るとまな板が焦げますので、フライパンの上に鰹を置いて炙ることが大事です。トーチバーナーに関する記事はこちら
定番の鰹のたたきの作り方
鰹のたたきは、皮と身の間にある脂肪をジュワッと炙ることで香ばしくなり、身はレアなままでトロっとするくらいに炙ることがポイントです。その食感の違いが口の中でたまらない一体感を生みます。
①材料とワンポイントアドバイス
材料は、サクの鰹、(タレ)ポン酢、(薬味)玉ねぎ、にんにく、しょうが、青ネギなどがあれば作れます。この中でポイントはにんにくです。
すりおろしたにんにくを薬味として鰹と一緒に食べることもおすすめですが、鰹をフライパンで炙る場合は、油とにんにくを焼いたフライパンで鰹を炙ることにより、にんにくの香りが付き鰹の臭みが取れます。