海女の魔除け「ドーマンセーマン」は陰陽師と関係がある?不思議な成り立ちに迫る

ドーマンセーマンは「セーメー」と呼ばれる

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ドーマンセーマンを伊勢志摩の海女は合わせてセーメーと呼びます。死と隣り合わせの海の仕事は昔も今も変わりません。護符は命を守る大事な物です。何かが起こり、誰かが護符を授けたとしたら、それは朝廷直々だったのかも知れないと読み解く人もいます。いづれにしろ陰陽道にかかわる印なのです。

ドーマンセーマンの使い方

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海の底の竜宮に引き込まれてしまわないように身を守る護符です。海には多くの魔物がひそみ、ひとり暗い海の底に潜る海女は命と引き換えに糧を得ていたのです。厳しい環境のなかで呪術の加護にすがったということです。

磯てぬぐいや襦袢に縫付ける

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磯手ぬぐいや白襦袢に、セーマンドーマンを貝紫と呼ぶ染料で描きます。貝紫は古代紫に染め抜かれます。黒い糸で縫いつけていることもあります。道具である磯ノミや磯メガネ、磯ジャツ、海女の道具にはおおよそ付けられています。海の妖怪と自分を見分ける目印でもあります。

漁夫の褌にも付けられた

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セーマンドーマンを身につけるのは、漁師も同じです。漁師はセーマンドーマンが付いた褌を身に着けていました。漁師、水夫、漁夫、海に関わる者たちは海を恐れる反面、信仰の対象にしていました。

海女は女性の仕事ですが、過酷な仕事がなぜ女性の仕事になったのか書かれている資料がありました。女性は競争心が男性より強く、絶えず競い合う姿勢で一人海の底の仕事であっても成果を上げます。対して男性はすぐになれ合いとなり、競争心は減退するといいます。

現代の伊勢志摩地方の海女もドーマンセーマンを身に着けている

現在、ほとんどの海女たちはウェットスーツです。昔ながらの海女の姿は見かけません。海に入るときにはそれぞれ道具にドーマンセーマンを刻んだものを用います。ウェットスーツの頭にはドーマンセーマンが描かれています。

ウエットスーツに書く

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ウエットスーツで潜る時代になっても、ドーマンセーマンは信仰としてしっかり継承されています。古くから受け継がれた伝統はそう簡単には捨てられるものではありません。海の中での恐怖はウェットスーツになろうと拭い去ることは出来ないのです。海女に限らず日本の社会において護符は様々なところで使われています。

頭巾を着けている

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ウエットスーツを着ても、頭に頭巾をつけて、伝統的なスタイルを残しています。魔除けの意味合いだけでなく、海女という古い伝統ある職業に対してのプライドや誇りが伝統を維持してきたのだという記事がありました。

ドーマンセーマンのグッズ

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ドーマンセーマンのグッズはネットショップで見かけますから探してみて下さい。ドーマンセーマンの図形は黄金比で構成されています。御守りはもちろんですが、Tャツに描かれていたり、スニーカーにデザインされています。現地で探す方がよりご加護があるとわざわざ出かけます。

お守り

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ドーマンセーマンで一対のお守りになっています。誰か意中の人や家族とひとつずつ持つためでしょうか?素朴な麻袋のお守りには種類がいくつかあります。陰陽師の紋がお守りとして人気があります。

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