ハエトリソウとは?その種類や育て方、植え替え方を徹底解説!

ハエトリソウを購入した際、多くは”ピートモス”という保水性の高い用土に植えられていることが多いです。このままの状態で育てると用土の内部から腐り始めてしまい根を傷めてしまう場合があります。そうならない為にも植え替えを行いましょう。

腐れや根を傷めるのを防ぐ

植え替えをする第一の理由は根が傷んだり腐ったりするのを防ぐためです。ホームセンターなどで購入した場合、ピートモスという用土に植えられているため、そのまま育てると根が腐ってしまったり、根が傷んでしまう原因になります。できるだけ購入したら早めに植え替えましょう。

水苔や鹿沼土やパーライトでも良い

ハエトリソウに使用する用土は、水苔や鹿沼土やパーライトを使用します。水苔は緑色のコケではなくホームセンターなどで乾燥された状態で販売している茶色いものになります。

保水力や通気性に優れており、ハエトリソウにはぴったりのものになります。鹿沼土やパーライトも保水性があり、通気性が良い為使用しても問題ありません。ただし観葉植物の土や花専用の培養土などは使わないように注意しましょう。

鉢から出して1/3くらい土を落とす

植え替えの手順として、まずホームセンターなどで購入して持ち帰ったハエトリソウをもともと入っていた鉢から出して1/3程度土を落とします。その時に根を傷つけたり、葉の部分がちぎれてしまったりしないように気を付けましょう。

軽石を1/4くらいまで入れる

移し替える鉢に軽石を容器の1/4くらい入れておきます。軽石を入れることで空気を多く取り込めない鉢の中でも通気性をよくしたり、水の排水性を良くしてくれて根腐れの予防にもつながります。あまり入れすぎると土や植物がしっかりと入らないので気を付けましょう。

根を水苔で包んであげる

先程ハエトリソウの根の周りについている土をどけたら水で湿らせておいた水苔を用意し、ハエトリソウの根を包んでいきます。この時はたくさんの水苔で包まなくても良いので、根から土がこぼれてこない程度の水苔を使用して包みましょう。

水苔でポットの隙間を埋める

ハエトリソウの根を水苔で包んだものを先ほど軽石を敷き詰めた容器に入れます。隙間があるときは新たに水苔を水で湿らせて隙間に入れていきます。あまり詰めすぎると水が溜まってしまったりするので気を付けましょう。このとき水が4~5秒で流れるようであればOKです。水の流れを確認して水苔の量を調整しましょう。

十分な水を注いであげる

しっかりと隙間を水苔で埋めたら植え替えは出来上がりなので、最後に水を注ぎます。その際水が5秒程度で流れるぐらいにしましょう。あまりにも水が早く流れ落ちる場合は水苔をもう少し増やし、逆に流れないようなら詰めすぎなのですこし水苔を取って丁度よい程度に詰めましょう。

その後は腰水管理!

しっかりと植え替えが済んだらあとはしっかりと水やりを行い育てていきましょう。腰水管理は水を受け皿に入れておくだけなので、とても簡単に管理ができます。初心者でも簡単にできる為、ぜひ植え替えて育ててみてはいかがでしょうか。

ちなみに夏場は気温の影響で水温も上がってしまうため、その時は水を交換してあげましょう。

ハエトリソウの増やし方

植え替え方法などが分かったところで次は自分で栽培繁殖をしてみましょう。繁殖方法はいくつかあり、初心者でも簡単に自宅で行うことができる為、育てている人は挑戦してみませんか。

初心者にオススメは株を分ける方法

初心者でも簡単にできる増やし方は、育てたものの株を分ける方法「株分け法」です。やり方は、株を土から取り出して球根についた土や水苔をきれいに取ります。そして株を割る際にそれぞれの株に葉が3枚以上つくように手で分けます。

育てたものから種を採取

種から育てる場合、まずは種を用意しなければいけません。ですが種は市販されておらず、自分で育てて採取しなければいけません。種から育てる方法は湿らせたコットンやタオルなどに種を包んで冷蔵庫に1か月程度入れて発芽をそろいやすくしておきます。

育苗ポットや素焼鉢にピートモスなど清潔な種まき用の用土に、1cm間隔で埋めます。土は被せず乾燥しないよう水をあげて日陰で管理します。2週間を過ぎると発芽してくるので十分に根が生えたら植え替えましょう。

葉挿し

1枚の葉から根を出させ増やす方法を”葉挿し”といいます。1枚の葉から新しい目を出すようになるためたくさんのエネルギーを使うため、株分け比べて成功率が下がってしまいますが、1つの株からたくさん増やすことができます。

ハエトリソウの種まきや苗植えを行う時期!

ハエトリソウの植え替えや種まきには適している時期があるのをご存知ですか?時期などないと思う方もいますが、時期を守らないと生長しなかったり枯れたりする原因にもなります。種まきや苗を植える時期は活動を休んでいる寒い時期に行います。

種まきは12月~4月

種から育てる場合12月~4月の間に行うのがおすすめです。この期間はちょうど成長しているハエトリソウは休眠している時期になります。これから暖かくなるという時期に芽が出てくるように計算して12~4月の間で行います。

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