オオバナサイカクは臭い悪魔の花!サボテンと間違えて大変なことに!?

オオバナサイカクは「とにかく臭い」ことで有名です。でも、強烈な匂いが話題となって、注目を集めているのも事実です。そこでこの記事では、オオバナサイカクの生態や育て方について詳しく解説します。オオバナサイカクが話題になった理由についても理解できます。

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小さい頃から自然の溢れるところで生活しているので、アウトドア大好きです。小さい頃から両親と一緒に釣りはもちろんキャンプも行っていました。
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オオバナサイカクとは?

この生き物の存在をご存知でしょうか。そして、これはどのような生き物なのでしょうか。この生き物について詳しく知らない方はもちろん、ご存知の方もぜひ参考にしてください。この生き物は「花」になります。

ガガイモ科の多肉植物

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ガガイモ科に分類される生き物は、双子葉植物ともよばれ、2枚の初期葉もしくは子葉を持っていることが特徴の1つです。その中でも乾燥地帯に生息するものの中には、多肉植物と呼ばれるものがいます。多肉植物は、柔組織と呼ばれる部分に水を貯めている生き物のことです。

背丈は約15~20cm

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15~20㎝もの大きさがある生き物なのですが、想像しにくい方もいると思います。身近にいるもので表すと、犬のチワワの一般的な体高と同じです。植物と動物が同じくらいの大きさだとは驚く方も多いかもしれません。

オオバナサイカクの原産国と学名は?

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この珍しい生き物は、一体どこで誕生したのでしょうか。次はそのような疑問に迫っていこうと思います。この生き物に興味がある方は、この生き物が産まれた経緯なども知っておきましょう。そうすることで、さらにこの生き物のことが好きになるかもしれません。

学名「Stapelia grandiflora Masson」

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学名とは、動植物に付けられる全世界共通の名前のことです。主にラテン語が使用され、この生き物の学名は「Stapelia grandiflora Masson」とされています。日本では、オオバナサイカク (大花犀角)と呼ばれています。また、別名スタぺリアとも呼ばれています。

「南アフリカのケープのトランスヴァール州」原産

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この生き物の原産国は、南アフリカです。ケープには世界的に見ても珍しい植物が揃っている場所があり、花の王国とも呼ばれています。この生き物は、そんな国で生まれ今まで繁殖を繰り返してきたということです。

オオバナサイカクが「悪魔の花」と呼ばれる理由は?

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この生き物が悪魔の花とも呼ばれていることをご存知でしょうか。初めてこの生き物のことを知った方には、なぜこのような別名が付けられているのか疑問だと思います。そこで、次は別名を付けられた理由について迫っていこうと思います。

とにかく臭いが強烈だから

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この生き物は、悪魔の花という別名で本当に呼ばれています。その理由は、この生き物が放つ香りに関係しています。もちろん花なので、成長すると花を咲かせますがこの生き物の放つ香りがなんと「死臭」に例えられるほど強烈な香りなのです。

オオバナサイカクの生態とは?

続いては、このような特徴をもつこの生き物がどのように生活しているのかを説明していきます。強烈な香りを放っている理由はなぜなのでしょうか。この生き物の生態を知ると真実が見えてくるかもしれません。

臭いに騙されたハエがやってくる

死臭に例えられるような香りとご紹介しましたが、この強烈な香りにつられてやってくる虫がハエです。このハエをおびき寄せるために、ヒトにとっては強烈な香りを発しているのです。なぜハエをおびき寄せる必要があったのでしょうか。それは、この生き物の繁殖方法に関係しています。

卵を産み付けられる

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香りを使っておびき寄せた後、この生き物にハエが卵を産み付けます。この卵を産み付けてもらうためにハエをおびき寄せているのです。卵を産んでもらう必要があるのは、きちんとした理由が存在します。

ウジ虫が受粉を手伝う!

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虫といえば受粉の手伝いをしてくれることで有名ですが、この生き物の場合、卵から産まれたウジ虫が受粉の手伝いをしてくれます。この生き物が繁殖し続けるためには、ウジ虫が絶対必要なのでこのような香りを放っているということになります。

サボテンだと思っていたら実はオオバナサイカクだった事件

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同じガガイモ科多肉植物に「サボテン」がいます。特にサボテンとこの生き物は似ている部分が多く、この生き物の存在を知らない方は、勘違いしてしまう可能性があります。次は、勘違いしてしまったという方と経緯をご紹介してきます。

「ほくろ」さんはサボテンだと思っていた

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このヒトも、この生き物の存在を知らずにサボテンだと思って育てていたヒトの1人です。なんと勘違いして育てていた期間は3年間です。自分が思っていた生き物と違った時の落ち込み具合はそうとうだったようです。

ようやく花を咲かせたのに!

3年間大事に育てた結果、やっと開花してくれます。喜びの瞬間かと思いきや、このヒトが咲かせた花を見た時に物凄く驚いたと言っていました。強烈な見た目と香りに驚き、すぐにネットで検索してこの生き物だということが判明したようです。

Twitterでの反応は様々

このヒトの話は、ツイッター上で大変話題となりました。このツイートが実際に投稿されたものです。このツイートに関しての反応は様々で、「笑った」「申し訳ないけど笑った」と楽しんでいるヒトや、似たような生き物を育てていたヒトは、「やっとこの生き物の名前が分かった」などと反応しています。

しかし結局このヒトは、この生き物をサボテンだと勘違いしていたとはいえ、3年間も愛情をもって育ててきたので、香りが強烈でこの生き物だと知った後も大切に育てている様です。愛着がわき今では大切な存在になっているようです。

オオバナサイカクの育て方とは?

香りが気にならなければこの生き物はとても綺麗な花を咲かせます。また、香りを嗅いでみたいという方も自分で育ててみてはどうでしょうか。ツイッターで話題になっていたヒトのように1度育ててしまうと愛着がわき、大切な存在になるかもしれません。

春と秋は水と肥料を与える

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生育期は、よく成長する時期なので、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげてください。この時期は、根が良く伸び水分をたくさん必要とする時期なので、水分と共に肥料をたくさん与えましょう。

冬は水と肥料を控えて室内で管理

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秋以降気温が低下してくると、成長のスピードが緩やかになる特徴を持っています。そのため、水やり回数を少なくし乾かし気味にしましょう。さらに、気温が10度を下回るようになったら水を与えるのを完全にやめましょう。水を与えるのをやめている間は、休眠時期に入ります。

水が足りなくて枯れることは少ない

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この花の茎は、多肉質で水分を多く含んでいますが、過湿が苦手な部分もあります。そのため、水分が足りずに枯れてしまうという植物にありがちな問題は心配する必要はありません。しかし、反対に水分の与えすぎで枯れてしまうことがあるので注意しましょう。

「育ててみたいけど、繁殖はしなくていい」、むしろ「ハエなどの虫が増えるのは嫌だ」という方におすすめの記事がこちらです。一般家庭で育てたいという方は、役に立つ内容になっているのでぜひ参考にしてください。

オオバナサイカクはどこで購入できる?

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