ニジマスを釣るには、道糸の先にハリスという0.4号~0.8号(道糸より細い糸)のラインを繋ぎ、その先にハリを結びます。最近はハリとハリスがあらかじめ結んであるもの、セットになっているものがあります。 渓流針と書かれているものなら大体ニジマス釣りに使用可能です。
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初心者におすすめのエサ
おすすめ①:アカムシ
ユスリカの幼虫で全国の釣り道具屋で手軽に入手できる餌です。魚の餌として馴染みがあるものですね。使い方はとても簡単で、お尻からハリを刺し、お腹のアタリで少しハリを出すようにするだけです。
おすすめの餌②:イクラ
どうしても生き餌を使うのが苦手・・・という方におすすめの人工イクラです。中身はゼリー状でエサ持ち、食い込みがいいです。マス系の魚に効果がある餌ですのでニジマス釣りにもおすすめの餌です。
エサ釣りの方法
餌釣りの方法は、エサを付けて魚のいそうなポイントに投げ、ウキの様子を見ます。ウキが水中に沈んだら竿を上に引き上げて魚の口にハリを掛けるアワセを行います。かかったらニジマスとのやり取りスタートです。ニジマスの泳ぐ方向とは逆の方向に竿を傾け、ニジマスの動きをコントロールし、疲れさせて徐々に岸に近づけて釣り上げます。
ルアー釣りの仕掛け
もう一つおすすめは、ルアーです。ニジマスはルアーにも良く反応する魚です。ルアー釣りでも釣ることが可能ですが、エサ釣りよりは釣果は落ちてしまいます。しかし、仕掛けのお手軽さはルアーの方が上なので、より初心者向けのニジマス釣りの仕掛けです。
ニジマス釣りのルアー竿(ロッド)
ニジマス釣り用のルアー竿は現在様々なメーカーから販売されていますが、初心者におすすめしたいのは、管理釣り場で扱いやすいロッドです。ルアーに反応しやすい魚だと先程紹介しましたが、野生のニジマスに関しては、なかなかルアーに対して反応してくれないことも多いため、初心者はまず管理釣り場で慣らしましょう。
おすすめするロッドの硬さは、ライト~ミディアムライトです。おすすめするロッドの長さは、自分の身長と同じくらい、もしくは身長より少し長い位のロッドが管理釣り場では扱いやすいでしょう。
ニジマス釣りのリール
ニジマスの釣り堀向きとしておすすめは、おおよそ1000番から2000番台のリールです。大きさを具体的に言うのであれば、2号から2.5号のナイロンラインを100mから150m巻けるくらいのリールであれば十分です。
ニジマス釣りのライン
ルアー用の釣り糸でニジマス釣りに使うものとしておすすめなのが、2号から2.5号のナイロンラインです。ナイロンラインは安価で柔らかく、 扱いやすい釣り糸で初心者におすすめです。細いラインの方がニジマスに気づかれにくいのですが、ラインが切れる確率が上がります。まずは2.5号の太めのラインから慣らしていくのがおすすめです。
初心者におすすめのルアー
おすすめのルアー①:スピナー
スピナーとは、ブレードが回転することによってニジマスに強いアピールをするルアーです。ゆっくり巻くだけでも釣れるので初心者でも扱いやすいおすすめのルアーです。飛距離はあまり出せませんが、釣り堀のように限られた範囲での釣りならば、十分に力を発揮できます。
おすすめのルアー②:スプーン
スプーンの先の部分を模した金属製のルアーです。日によってニジマスが反応するカラーが変わるため、複数の色のスプーンを用意しておき、どのスプーンが今日のアタリカラーなのか探りながら使う必要があります。
おすすめルアー③:ミノー
ミノーはべイトフィッシュと言われる餌となる小魚がいる釣りポイントで特に力を発揮するルアーで形は、小魚を模しています。自然に小魚が生息している河や湖、小川をせき止めたタイプの釣り堀などには餌となる小魚が多く生息しているので、小魚を食べるニジマスはミノーに強く反応を示します。
ルアー釣りの釣り方
釣り方①:ただ巻き
投げてただリールを巻くので「ただ巻き」です。巻くスピードの調節など様々なコツが存在するなかなか奥深い釣り方です。ニジマスを釣る場合、リールを極力ゆっくりと回し、巻きルアーをゆっくりと泳がせるスローリトリーブと呼ばれる巻き方がいいでしょう。
釣り方②:トゥイッチング
主にミノーを使って魚を誘う釣り方の一つで竿の先を小刻みに動かし、ミノーのアクションにメリハリを付けた動きを持たせるテクニックのことです。竿を動かしたら竿先を必ず元の位置に戻すとより大きくルアーの動きをダイナミックに見せることができます。途中で動きを止め、ニジマスに食いつくタイミングを作ってあげるのもコツです。
釣り方③:ストップアンドゴー
リールを巻く動作・止める動作を繰り返すルアーの基本アクションです。巻く回数と止める時間を変えてみることでどのパターンにニジマスが食いつくかを探ります。ワンパターンな動きだと、見切らせてしまうので色々試すのがいいでしょう。
用意したい道具
人間の体温でもやけどしてしまうほどに繊細な魚であるニジマスを釣るときにあるといいのはタモです。釣れたニジマスを取り込むのにも便利ですし、触って弱らせないためにもタモは必要なアイテムです。
おすすめニジマス料理
下準備
焼く前にはまずきれいに水で洗って、内臓をとります。ニジマスを洗う時は塩を使い、体の表面のぬめりをとると手でつかんでも滑らず、雑菌を殺せて汚れを取れます。一度、水でニジマスの表面に付いた塩を洗い流すので、塩味をつけるときはまた後で塩を振る必要があります。
ニジマスの塩焼き
淡白なニジマスの味を最も引き出してくれる塩焼きはフライパン、グリル、たき火や炭火で焼くこともできます。塩焼きする前に魚全体にふり塩をすることで魚の臭みを消せます。塩を含んだキッチンペーパーなどで一度水分をふき取って、塩を焦げやすいヒレなどに焼く直前につけます。画像のように炭火で焼く場合は化粧塩をしっかりつけましょう。
ニジマスのフライ
3枚におろしたニジマスの身を適当な大きさに切り分け、塩コショウに小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶし、熱した油できつね色になるまで揚げたら完成です。タルタルソースとの相性が抜群で、火が通る事で柔らかくなるので小骨を気にせずに食べる事ができます。
ニジマスの刺し身
大きなサイズのニジマスを釣ったらぜひ試してもらいたいのが刺し身です。刺し身にする場合、50センチ以上の大きさのニジマスがおすすめで、身はサケ科らしいオレンジ色で程よく乗った脂は旨味がたっぷりです。ただし、刺身で食べる場合は、可能な限り早く絞めて血抜きをし、内臓も取り去り、クーラーボックス等で保冷してください。
まとめ
初心者でも釣って楽しい、食べて美味しいニジマスについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたか。エリアトラウトと言われる管理釣り場が各地にあり、ニジマス釣りが楽しめる施設があります。川遊びの一環としてニジマス釣りの体験もできる河原のキャンプ場などもありますのでぜひニジマスを釣って、美味しく味わってください。