熱帯魚クーリーローチの気になる飼育方法や生態をご紹介!かわいいクーリーローチを知ろう!

ただし、同じ水槽に他の種類の魚も入れている場合、エサが水底に届く前に他の魚に食べられてしまうことがあるため、数匹を同じ水槽で飼育している場合は、すべてのクーリーローチがきちんとエサを食べているかどうか、常に気を配ってあげる必要があります。

クーリーローチに適した水温・水質

クーリーローチに適した水温

クーリーローチの飼育には20℃~28℃の水温が適しています。特に、25℃の水温だと快適に生活できます。低温などが原因で白点病にかかりやすくなるため、季節によってはヒーターなどの温調器気を使うことが必要です。

クーリーローチに適した水質

クーリーローチの飼育にはpH3.5~pH7.0の弱酸性から中性の水質が適しています。原産地の生息環境では酸性寄りのため、どちらかというと中性よりも酸性に近づけてあげましょう。最適な水質で飼育していると体の発色がよくなるようなので、それを1つの判断基準とするとよいかもしれません。

クーリーローチの寿命

クーリーローチの平均的な寿命は10年前後です。基本的に、病気にかかったりしなければ長く付き合えるので、購入するときにできるだけ元気そうなクーリーローチを選ぶとよいです。他の多くの熱帯魚と比べると寿命が長いため、最後まできちんと責任を持って飼育することができるのか、あらかじめ考えておくことも大切です。

クーリーローチの繁殖

クーリーローチの繁殖①

クーリーローチの繁殖はとても難しく、自分の家の水槽で繁殖に成功したという人はほとんどいません。オス・メスの判別が難しく、お腹に卵があることでお腹が膨れていて初めてメスであるとわかる、他の種類の魚がクーリーローチとして販売されているので本当のクーリーローチを揃えるのが難しい、などが理由として挙げられます。

クーリーローチの繁殖②

メスのお腹に卵が詰まって死亡してしまうことや、産卵してもすぐに親が卵を食べてしまうことが、クーリーローチの繁殖をさらに難しくしています。水温や水質を一定に保つ・隠れ家を設置する・水槽の中にいるクーリーローチの数を増やす、などの環境をしっかりと整えれば繁殖の可能性が高まるので、興味のある方は挑戦してみてください。

クーリーローチの繁殖③

クーリーローチのお腹が膨れて体の色が薄くなってきたら、お腹に卵がある証拠です。急な水質変化を避けるために、水替えは1回の水量を減らして回数を増やすようにします。産卵したら、親が卵を食べてしまわないうちに卵を別の水槽へと移します。その後2~3日で孵化してくるはずです。もし繁殖に成功したらかなりの自慢になるでしょう。

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