人間とチンパンジーの中間種「オリバー君」とは?その奇妙な運命と取り巻く人間ドラマ

チンパンジーらしくない行動に脚光が集まる

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この頃からサーカス内では、他のチンパンジーと異なる仕草や外見で注目されるようになります。そんな「変わったチンパンジー」のオリバー君に、興行的関心を示した弁護士のマイケル・ミラーが、8000ドル(現在の日本円で約88万円)で彼を購入します。

興行主がオリバー君を連れて各地で興行を行う

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オリバー君の新たなる飼い主となったマイケル・ミラーは、彼を「未知の生物オリバー」と名売って合衆国各地を興行します。そんなオリバー君の名は日本のTV関係者にも知られ、アメリカから遥か遠くの日本で一躍ブームを巻き起こすことになりました。

ここから興行のメインが日本へと移るのですが、アメリカ本土ではまだ「珍しいチンパンジー」「人のようなチンパンジー」という、あくまで動物として興行されていました。日本のメディアが絡むことで、オリバー君の環境は急速に変化していきます。

日本テレビ「謎の怪奇人間オリバー!」

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今から43年前の、1976年7月22日に放送されたこの番組で、オリバー君は日本でその名が知れ渡ることになる。「怪奇人間」と名打たれた事で、オリバー君は猿ではなく限りなく人間に近い何者かであると、当時の日本のお茶の間を騒がせることになりました。

この時期日本は空前のオカルトブームの真っただ中で、ネッシー・ビッグフット・ツチノコ等々。現在でも世界各地で目撃情報が寄せられており、オリバー君のような未知の類人猿も各国に存在しています。

テレビ出演でオリバー君一躍時の人に!

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ヒトとチンパンジーの中間「ヒューマンジー」「人パンジー」という触れ込みで番組は放送され、当時の視聴率は24.1%を記録しました。突如として日本のお茶の間に現れた「ヒューマンジー」オリバー君、彼の注目度は相当なものだったと言えます。

宿泊はホテルのスイートルーム

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誰しも一度は泊まってみたいと憧れる都内の高級ホテルですが、なんと「ヒューマンジー」として格別のVIP待遇で来日したオリバー君の宿泊先は、ダイヤモンドホテルのスイートルーム。初来日で高級スイートという、文字通りの「ヒューマンジー」人間としての扱いとなりました。

世話係はなんと「テリー伊藤」

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スイートルームに宿泊したオリバー君の世話係に抜擢されたのが、当時まだ大学を卒業したばかりの駆け出しADだったテリー伊藤さんでした。現在は自身もタレントとして活躍し、数多くの人気番組を手掛けたことでも有名な方がオリバー君の世話係だったという、業界ならではの驚きの事実です。

日本テレビが仕掛ける前代未聞のオリバー君嫁取り企画

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テレビ番組で取り上げられたオリバー君の変わった特徴で、特に注目を集めたのが「人間の女性に発情する」というものでした。そこから更に「人間の女性に発情するのなら、婚姻して性生活も可能なのでは?」と、立ち上がったのが”オリバー君のお見合い企画”でした。

オリバー君との交配で報奨金1000万円!

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番組は高視聴率で盛り上がるオリバー君ブーム、お見合いに留まらず「ヒューマンジー」オリバー君との交配に成功すれば報奨金が出るという所にまで飛躍します。その報奨金の額はなんと1000万円、テレビの企画としては考えられない金額でした。

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