謎の怪物イッシー|日本版ネッシーはやはり池田湖に存在するのか!

イッシーは、1978年に九州の最大カルデラ湖、池田湖で目撃された謎の生物です。折しも世界中で話題になっていたネス湖のネッシーになぞらえてイッシーと名付けられ、イッシーブームを起こしました。その正体は何か、本当に存在するのか、謎の生物イッシーに迫ります。

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イッシー!1978年に衝撃の目撃証言

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イッシーは鹿児島県県指宿市の池田湖に昔から目撃情報がある巨大な水棲生物です。噂はあるものの具体的な情報はなく、昔話や際物の部類て、真実として捉えているのは者は一部の地元の者だけでした。

信憑性の高い20人の目撃

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1978年9月3日の夕方のことです。湖畔近くの家で法要が営まれていました。夕方6時ころに、外で遊んでいた子供たちが「怪獣がいる!」と、血相を変えて家に飛び込んで来ました。ただならぬ様子に大人たち20人が一斉に外に飛び出します。目にしたのは湖の真ん中あたりを猛スピードで泳ぐ2つのコブ、コブの離れ具合は5mもありました。

猛スピードで泳ぐ黒い謎の生物

おとな20人が目撃するなかで、黒い巨大な生物は湖面を波立たせ猛スピードで泳ぐと、泡に包まれて水中に潜りました。池田湖は5500年前の噴火でできた九州最大のカルデラ湖です。かなり深い湖で、その水深は全国的で4番目です。

直径は3.5㎞、深さ233m、周囲15㎞です。深い湖で,透明度が低くひとたび潜ってしまったら湖面から探すのは困難です。湖底に火山があり、汚れた排水が流れ込んでいました。捜索条件は良くなかったのです。湖畔に佇むと神秘的な印象を受けます。

イッシーブーム到来

たくさんの大人が同時に目撃したという信憑性の高い情報が弾みとなり、イッシーはたちまち全国で有名になり、翌日にはすでに一目見ようと観光客がやって来ました。指宿市観光協会の動きは早く、さっそくイッシー対策本部を設け、無人観測所と監視カメラを設置しました。

指宿市役所のイッシー対策特別委員会

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対策委員会はまさに喧噪に包まれました。マスコミの取材はひきもらず、静かな湖畔は観光客とイッシーを写真に収めようと居座る人々、かつてないお祭り騒ぎになりました。お土産もの屋さんもたくさんできました。

今でも残る巨大イッシー像とイッシー君

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湖畔を散策すると、ユニークな顔をしたイッシー君が向かえてくれます。これはインスタスポットとしても人気で、子供たちが像にまたがり画像に収まっています。いまにも湖面から現れそうなわくわく感がたまらないと言います。

ぬいぐるみもあったイッシーブーム

こちらのイッシー君のほかにも真っ白の巨大イッシー君もいます。当時はお土産もの屋さんにはぬいぐるみやキーホルダーがたくさん並び、どれも大変ユニークな表情でした。とくにイッシーのぬいぐるみはよく売れたといいます。そして、とうとう同年の12月16日に悲願のがイッシー君が泳ぐ姿を写真撮影に成功した人が現れました。

鹿児島県鹿児島市の男性で、湖から得たいの知れない怪物が出現、慌ててカメラを向けて見事に撮影に成功したとのことです。この写真はアメリカのUFO研究団体に鑑定を依頼し「爬虫類のような生物」と鑑定結果が出されています。これでますます信憑性が高まりました。

続くイッシー目撃情報

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地元を上げてのフィーバ状態は日本中を巻き込んで更に継続してゆきます。テレビ局の特番が組まれ、イッシー特別捜索隊が調査に乗り出したのです。この番組は水中で動く巨大な影など幾つかの情報を得ています。暗い画像をみつめました。

池田湖は大昔から龍神伝説があり、江戸時代には神様がいる湖に舟を浮かべることは禁止されていました。にわかに騒ぎになったのは町の人が巨大生物の存在を信じていたので、マスコミに対しても協力的だった背景があります。

1990年代の目撃情報

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水深40mまで潜ったダーバーから報告が来ました。ダーバーは頭の上を巨大な黒い影が通過したと証言しました。また西側の岸に近いところで魚群探知機が反応しました。上下する3m以上の2つの物体を水深10mのところで捉えました。

テレビ番組の特別番組

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水深が200m以上もあり、イッシーの隠れる場所はいくらでもあるとテレビクルーは何度も伝えてきました。多くの国民がテレビのまえで見守るなか、実態を見ることは叶いませんでした。また透明度が悪いという悪条件も生々しく伝わってきたのです。

アメリカ軍によるイッシー探索が行われた!?

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アメリカ軍の調査の噂としては、実際に米軍が調査のために池田湖に潜っています。ただそれは墜落した米軍機の捜索のためでした。その時にも巨大な影を目撃したとのことです。これには雑誌が取材した別の説があります。米軍の特殊部隊が潜り目にしたのは巨大なヒルで、ダイバー1人が捕食されたというものです。

ダイバー1名がイッシーに捕食された!?

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おそらく捕食の事実は噂のレベルではないでしょうか。昭和29年に池田湖に落ちた人の捜索に2人のダイバーが湖水に入りました。その時に浮上したダイバーが底で大口を開いている恐ろしい形相のものにあったと青ざめていたという話が残っています。そこに少しオヒレがついたのでしょう。

イッシーの正体を検証

イッシーは現在のところまだUMAの段階ですが、目撃談の多さ,新聞にも取り上げられ、ビデオの撮影も1つや2つではありません。テレビの特番どころか、ニュース番組でも報じられています。世界レベルで実在が期待されています。

コブが2つある爬虫類説

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1978年に20名の目撃情報がありまが、その時の情報がコブが2つでした。幾つもの目撃情報に一致していることがあります。それはスピードです。猛スピードで、湖面に大きな波を立たせて消える、または潜るとは、目撃情報のほとんどにその証言がつきます。

巨大うなぎ説

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池田湖には確かに特大ウナがいます。お土産物やさんにも大型の水層に入りきらないほどのウナギがいました。イギリスでは10mもあるウナギが捉えられています。また湖の底で頭を上に向けて大口を開いていたというのは、ウナギなら頭が大きいので実際より大きく見えたのかも知れないと、話す人もいます。

大型ハクレン説

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丁度目撃情報があったころに、大型のハクレンが池田湖に放流されています。魚群探知機の波形はハクレンの集団ではないかとの意見もあります。こうなるとまさに藪の中です。UFOと同じです目撃した人しか信じないのです。

巨大ヒル説

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本に掲載されたことから、古代から生息している巨大ヒルとむいうのも一部のコアなファンの間では知れた話で、しかも一匹ではなく、何匹もうごめいていて、見たダイバーが気分が悪くなったと、同時に掲載されていました。そこらあたりがダイバー死亡説の出どころとされています。

モンゴリアンデスワームも実在が信じられています。こちらからご覧ください。

イッシーが生息する?池田湖はどんな湖

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開聞岳が噴火した時にできた溶岩溜まりのカルデラ湖です。海に繋がっているとも言われています。江戸時代からの竜神伝説もあり、まだイッシーはいないと結論づけられてはいないのです。それはブームが去った後も目撃情報情報は続いているからです。

九州最大の湖であるカルデラ湖の池田湖

池田湖は水が濁っていて視界が悪いこともあります。一時は工場排水の汚れで硫化水素が発生していたのです。イッシーも死んでしまったと噂になりましたが、その後目撃情報があり、死んだという話は聞かなくなりました。湖底の探索が待たれます。

海と繋がっている可能性も?

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