鳩は最寄りの駅前や公園など、私たちの非常に身近にいる存在です。よく見かけるカラスと同様、鳩がいることは認識できても、その鳩がどのような種類なのかまで深く考えることはあまりないのではないでしょうか。ここでは、主な鳩についてご紹介します。
カワラバト(ドバト)やキジバト
カワラバトはハト目ハト科カワラバト属に属する鳩であり、日本人にはとても馴染みのある鳩です。鳩について話す時に、特に種類について指定しなければ、通常はこのカワラバトのことを意味します。この鳩はかなり昔から日本人の身近に存在しており、室町時代には「たうばと(塔鳩)」と呼ばれていました。
もう一つ日本人に馴染みのある鳩はキジバトです。ハト目ハト科キジバト属に属し、別名をヤマバトと呼びます。主に森林に生息していますが、都市部でもごく普通に見かけることが出来る鳩であり、早朝に鳴く鳴き声が印象に残っている方も多いでしょう。
白い鳩は幸運の証!その理由は?
鳩のなかでも、今回のテーマである白い鳩は、特に平和の象徴、幸運の証などと言われています。ここでは、どのようにして、鳩の中でも白い鳩がこのように言われるに至ったのかを見ていきたいと思います。
旧約聖書のノアの箱舟
旧約聖書のなかの「創世記」に出てくるノアの箱舟の話は世界中の方がよく知っている有名な物語です。ノアが40日40夜続いた洪水の後に放った鳥(カラスとハト)のうち、最後にオリーブの葉をくわえて戻ってきた鳩が白い鳩だと言われており、平和のシンボルとされているのです。
新約聖書で聖霊ともされる象徴
旧約聖書だけではなく、新約聖書のなかでも、鳩はシンボルとして扱われる対象となっています。それは新約聖書のなかで、聖霊が鳩の形をして人の前に姿を現したとされており、鳩は無害や素直さのシンボルとして考えられる対象となったのです。
白い鳩のスピリチュアルな意味【夢編】
白い鳩は今までお話してきたように、古い昔から聖なるもののシンボルとして考えられたことから、スピリチュアルな意味合いも持っています。まずは、夢のなかで白い鳩が登場するような場面がどのようなことを暗示しているのかを見ていきます。