スズメは成鳥までは1年と短く、それまでの間は敵に狙われやすいため、段々数が減ってきてしまうのです。また、雛が誤って巣から落ちてしまって死んでしまう事もよくあります。
逆に親鳥が雛を落とすことも稀にあり、明確な理由は分かっておりません。
スズメは最後を迎える場所を選んでいる?
猫などの動物は、死に場を見られないように死んでゆくとよく言われております。スズメが死ぬ時、どういう所で最期を迎えるのかを知っている方はほとんどいないでしょう。また、スズメの死骸を見たことがある方もいないと言っても過言ではありません。
特に死に場所は決まっていない
スズメだけでなくツバメなども同じですが、体が弱っている時に誰にも目につかない所で死んでゆきます。森の木の枝などに止まっていて、そのまま死んだら下草の中に落ちます。
そうなると誰かに見つかるという事はありません。また、人目がつく場所に死骸がもしあったとしても、事故などで道路で死んでしまった時くらいでしょう。
スズメの寿命はどのくらい?調査状況は?
この鳥の寿命に関する調査状況はどうなっているのかを、詳しく知らないという方がほとんどではないでしょうか。ここでは、スズメの寿命に関しての調査がどのように進んでいるのかを解説していきます。
データが足りていない
実はこれと言って、はっきりとした寿命はわかっていないのです。これは調査自体がほとんど行われていないのが一番の理由です。また、巣たちした後にそれぞれ違う場所へ散らばってしまうので、明確な把握ができていないのも理由の一つです。
スズメの寿命はどのくらい?野生では?
スズメには野生と人間の元で育てられているものが存在するのです。普段人々が自宅で飼われている鳥類などは、意外に長生きできる動物が多いですが、この鳥はどうなのでしょうか。ここでは、野生で生息しているスズメの寿命をヨーロッパの調査結果に基づいて詳しく紹介していきます。
野生では1年から数年
秋の季節に保護された雛が、次の年を迎えるまで生きていられる確率は約0.49%です。その後の生存率は大幅に落ち、0.32%となっております。
秋に生まれたスズメの雛の余命は約1年と4か月ほどで、次の春を迎えられる雛の余命は1年程となる事が多いです。また、卵の時と巣立ちまでの間が1番死亡する確率が高いのです。
スズメの寿命はどのくらい?飼育下では?
スズメを人間の元で育てた場合、どのくらい生きるのでしょうか。動物の事をあまり詳しくない方は、わからないのが当たり前でしょう。ここでは、スズメを人間によって育てられた場合の寿命や、捕食者などを詳しく解説していきます。