カラーの他、身につける小物や着こなしにも拘りがあり、主にアメリカの西海岸スタイルであるオーバーサイズを好み、チームカラーのバンダナやキャップがマストアイテムとされています。
現在も残るストリートファッションの先駆けであり、キャップのシールやタグを敢えて残しておくファッション文化はここから始まっています。本場アメリカのストリートギャングファッションは盗品である事を示すために敢えてタグ等を残し、自分たちの力をアピールするために、そのような文化が生まれたとの説があります。
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カラーギャングと暴走族の違い
同じ不良集団である暴走族とカラーギャングの違いはなんでしょうか?ここでは暴走族の起源とその特徴を踏まえてカラーギャングとの違いを学んでいきます。
カラーギャングは1990年代から新たに登場
1990年以前に不良少年の受け皿となっていた暴走族の起源は1950年代にまで遡りますが、前途の通り時代の流れを受け少しずつその姿を消していきました。
暴走族の衰退と入れ替わるように登場したカラーギャングは2000年代をピークに増加し、反対に2016年の警察庁データによれば全国に190ほどあった暴走族チームは近代に近づくにつれ年々減少している傾向にあります。
無関係な人を巻き込むことが問題視
主に旧車、バイクを好み大人数での暴走行為を活動のメインに置く暴走族と違い、比較的少人数で行動する事の多いカラーギャングはスタンガンや警棒などの武器を用いて傷害事件を起こすケースが目立ちました。
更には、振り込め詐欺や違法薬物の売買などの犯罪行為を行うケースが多く、無関係な一般人を巻き込むなど凶悪性の高さが問題視されました。
カラーギャングの多い地域
首都圏では、新宿歌舞伎町、池袋から自然発生したカラーギャング。当時、日本国内には300人以上の規模を誇るカラーギャングも存在しました。ここでは地域別の特徴を見ていきましょう。
埼玉・池袋など
首都圏の繫華街から離れた埼玉・千葉などにもカラーギャングが次々と誕生しました。元々、埼玉千葉付近には暴走族など不良少年集団が多かった地域性も相まって、暴走族からのドロップアウト組の流入がカラーギャング拡大に一役買った形となりました。