カラーギャングとはどんな集団?暴走族との違いから関連事件まとめ

ピーク時には日本の各地に伝播したカラーギャング文化。神奈川や長野、福岡などの郊外にも次々と新グループが生まれました。関東地方のカラーギャングも郊外のカラーギャングも元々、そういった不良文化が色濃い地域であったことから定着しやすい土地柄だと言えます。

有名なカラーギャング

geralt / Pixabay

関東圏内には大小様々なカラーギャングが存在しましたが、中でも取り分けて全国的に有名なカラーギャングをご紹介します。

パズル

StockSnap / Pixabay

埼玉県東松山市を拠点とするカラーギャング。チームカラーは「赤」。メンバーの年齢はは15~18歳までで、在籍メンバーは30人弱ほどだったと言います。パズルのリーダーを務める人物は格闘技経験者でした。主に東武東上線 東松山駅や高坂駅前にたむろし、毎週土曜の午後9時に集会と称した集まりがありました。

街を徘徊しては気に入らない人に因縁をつけ恐喝し、更には万引き、バイク窃盗などを繰り返し、警察沙汰の騒ぎも頻繫に起こしました。

ゼロス

StockSnap / Pixabay

埼玉県草加市を拠点とする無国籍カラーギャング。チームカラーは「黒」。10ヵ国以上の人間が集う大規模なギャングチームであり、外国人である事からイジメや差別を受けていたメンバーが多く在籍していました。幹部メンバーも外国人で固められており、近隣地域の暴走族との諍いが絶えないグループでした。

メンバーの一人が人気テレビ番組に出演したことにより一躍有名なグループとなり、無関係な者がゼロスのメンバーだと吹聴する事も多かったそうです。

カラーギャングでは内部抗争が多発

kiragrafie / Pixabay

暴走族や敵対チームとの抗争だけでなく、同じチーム内でも諍いが頻発していたカラーギャング。横のつながりを求めて結成されたカラーギャングも結局、年長者が幅を利かせる暴走族と変わりないものになっていきました。

メンバーの低年齢化の影響

JackSellaire / Pixabay

多くのカラーギャングでは所属しているメンバーの年齢が年々低下していく傾向にあり、その結果として中学生になったばかりの子供達までカラーギャングとして活動しているチームも多々見られました。

内部でのいじめが事件に発展

johnhain / Pixabay

低年齢化が進んだ結果カラーギャングとしての活動も見境いのない内容に変わっていき、無関係の一般人にまで被害が及ぶこととなっていきます。カラーギャングの名を使って弱者を脅迫するなどの行為を繰り返していった結果、ある悲惨な事件が起こります。

カラーギャング関連の事件

出典:PhotoAC

木刀やスタンガンなど暴走族や一昔前の不良の間では実際喧嘩に用いることはタブーとされていた武器を使うことを厭わないカラーギャング。そんな凶暴性が生み出してしまった世間を騒がせた事件をご紹介します。

NEXT 2013年さいたま市北区で少年46人が逮捕