宜保愛子の死因は胃癌だったのか?彼女の霊能力と噂されるかもめ荘の呪いを検証する

かもめ荘は、島根県出雲市大社町日御碕(ひのみさき)にある巨大な廃墟で、日本屈指の心霊スポットと呼ばれています。昔は国民宿舎として賑わっていましたが、営業不振から閉館、その後取り壊しもされず今に至ります。現在は肝試し感覚で人々が訪れ、その内部は心霊スポットに付き物の落書きだらけです。

かもめ荘の呪い

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かもめ荘は元々、肝炎や結核患者の隔離病棟だったという噂があります。また潮の流れの関係で、すぐ近くの海岸には漂流物が流れ着く場所があり、水死体が漂着することも珍しくないようです。この様な場所は、霊魂を含め様々な思念の吹き溜まりとなります。このことから、かもめ荘付近には無念を抱えた沢山の魂が漂っていると考えられます。

また地下には鉄格子、その奥に開かずの扉があり、そこに入った者はその後高熱にうなされた、いないはずの子供の声を何日も聞いた、との証言があります。霊は本来寂しがりや。病気で苦しみながら亡くなった者、冷たい海で溺れ死んだ者がかもめ荘という場所に集まり、今日もその絶望、悲しみ、生きている人間への恨みを抱え彷徨っているのです。

かもめ荘を訪れた1ヶ月後に宜保愛子死去

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生前、宜保愛子は心霊番組の撮影でこのかもめ荘を訪れていました。漂う霊たちを除霊するという企画だったそうですが、そのあまりの多さに宜保は除霊を断念。「ここは本当に危ない」と言い残し、引き返したそうです。そしてその1ヶ月後、宜保はこの世を去っています。

多数の霊が集まると、その影響で太刀の悪い霊も新たに誕生します。この一連の流れから、人々は「宜保の死因はかもめ荘で悪霊に憑りつかれたことではないか」と考えました。そして「宜保愛子でさえ太刀打ち出来なかった」として、かもめ荘はより強力な心霊スポットと認知されました。

霊能力者も危険!かもめ荘以外の絶対に近づいてはいけない場所

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かもめ荘を始めとし、全国には霊能力者でさえも危険な心霊スポットが数多くあります。それぞれに恐ろしいエピソードがあり、危険な反面、非常に興味深いものともなっています。ここではいくつかの心霊スポットをご紹介。また、訪れる際の注意点もまとめました。

福岡県「犬鳴峠」

犬鳴峠(いぬなきとうげ)は、福岡県の宮若市と糟屋郡久山町を跨ぐ峠です。宜保愛子も訪れたことがありますが、かもめ荘と同じく、身の危険を感じすぐに引き返しています。犬鳴峠には「写真を撮ると必ず何かが写る」「帰路で事故などに合い、無事に家まで辿り着けない」などの噂があります。

またこの峠には「犬鳴村」という集落があり、入口には「この先日本国憲法通じません」と看板が立てられています。犬鳴村は地図などの行政記録に記載がなく、電波は圏外。一説によると村人は外界を遮断し生活していると言われており、よそ者が来ると襲い掛かってくるのだとか。一度入ったら何があってもおかしくない、非常に危険な場所なのです。

東京都「吹上トンネル」

吹上(ふきあげ)トンネルは東京都青梅市にある吹上峠に位置し、関東最恐の心霊スポットと言われています。トンネルはいくつかありますが、危険なのは一番古い「旧旧吹上トンネル」。1958年、現在廃墟道と化したこのトンネルのすぐ手前の廃屋では殺人事件が起こっており、その被害者の霊が彷徨っていると言われています。

「白い服を着た女性の霊が出る」「トンネル内に複数の霊がおり、恐ろしい形相で追いかけてくる」「少女のすすり泣く声が聞こえる」「ここを訪れると、1ヶ月以内に不幸に見舞われる」など、恐ろしいエピソードには事欠きません。風水的にも最悪の場所であり、負の力の強い霊達の溜まり場となっています。

北海道「常紋トンネル」

常紋トンネルは、JR北海道石北本線、生田原駅と金華駅を繋ぐトンネルです。ここには元々「人柱を立て作られた」という噂があり、進んでも進んでも血みどろの男性が出てくる、常紋駅に配属されると不幸になる、駅員の身内が列車に飛び込み自殺した、と様々なエピソードがあります。

そして1968年、十勝沖地震によってトンネルの壁が損傷、なんとその中から大量の人骨が発見されたのです。その数100人以上。後に、これらはトンネル建設に関わったタコ部屋で、過酷な労働の中亡くなった人達だということが判明。中には撲殺の跡があるものもあり、人権を無視して殺された人達の魂が、未だ浮かばれず彷徨っているのです。

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