宜保愛子の死因は胃癌だったのか?彼女の霊能力と噂されるかもめ荘の呪いを検証する

また、心霊スポットへ行き体調が悪くなった場合はどうすればいいのか?覚えておいて損はない、霊障への対処法はこちらをご覧ください。

人気霊能力者たちのその後と現在

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宜保愛子の能力、そして人気度の高さや亡くなるまでの過程をご覧いただきました。宜保が活躍していた当時は、オカルトブームだったこともあり他にも数々の霊能力者がメディア出演していました。今ではあまり姿を見なくなった彼らは、現在どのように過ごしているのでしょうか。

織田無道

宜保と同じく90年代に露出の多かった霊能力者ですが、オカルト番組自粛後、激動の人生を送っていました。2002年、織田は宗教法人の議事録改ざん、虚偽の登記変更の疑いにより逮捕、執行猶予付きの判決が下っています。また、2007年には格闘技イベントを開催、観客が集まらず、ギャラを踏み倒しています。

2009年にはテーマパークを経営、失敗し、従業員への賃金が払えず閉鎖。2014年には海老の養殖事業を始めますが、こちらも成功したとの話は聞きません。またその後は大腸がんを患い、現在は療養中。こんな破天荒な織田ですが、現在は奥様と仲良く穏やかに暮らしています。

細木数子

細木数子は占い師として六星占術を生みだし、またその毒舌と高圧的な態度で人気を博していました。メディア露出時から何かと話題に事欠かない細木でしたが、2008年より「充電期間」と称しレギュラー番組を全て降板。以降、TVには出演しないものの、CMや本の出版などは行っています。

2015年には東京神楽坂に4億円の新事務所を建設。また2017年にはなんと70億円をかけ、京都嵯峨野に隠居用の寺院も建設しました。そして同年久しぶりにメディアに登場しましたが、絶頂期に比べかなり痩せていたことから体調を心配する声が上がりました。そして2019年現在、養女の細木かおりを後継者とし、ついに現役を退きました。

下ヨシ子

宗教家でもあり僧侶でもあった下ヨシ子は、2000年に岐阜県の町営住宅におけるポルターガイスト現象を除霊したとして話題になり、メディアに登場し始めました。その柔らかい物腰と聡明さ、そしてTV番組で披露される霊視や除霊の実力に、宜保愛子を思い出した人も少なくありません。

下は元々宗教家であったこともあり、露出の減った現在も数々の書籍の出版、各地で霊的な世界に関する講演活動などを行っています。しかし、彼女の運営する肥後修験総本山にある「六水院」の評判はあまり良くなく、下自身も相談者から多額の金を騙し取ったとし、2012年には裁判で敗訴しています。

記憶に残る霊能力者「宜保愛子」

宜保愛子の数々の伝説、その稀に見る能力、そしてその穏やかで聡明な人間性が伝わりましたでしょうか。彼女は確実に、「霊能者」という一ジャンルに革命を起こした人物でした。彼女の残した言葉たちはファンのみならず、未だに人々を救い続けています。

見えざるものにも平等に優しく、威張ることなく、穏やかな物腰で見えない世界を紐解いてみせてくれた宜保愛子。彼女のような霊能者は、現代の日本に何人存在するのでしょうか。皆さんも、ぜひ今一度、彼女の当時の映像をご覧ください。新鮮な驚きに満ちたその魅力は、いつでも私達に宜保愛子という霊能者の面白さを教えてくれます。

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