国民的漫画「サザエさん」
アニメを見たことがない方でも、このタイトルを知らない方はまずいないと言っていいでしょう。では、どのくらい日本国民にとって身近な存在なのでしょうか。
日本人で知らない人はいない名作
毎週放映されているテレビアニメでのイメージが強いかもしれませんが、この漫画のルーツは、1946年から新聞の4コマ漫画欄へ連載されたのが始まりになります。
その後新聞への連載は1974年で終了しますが、その途中からテレビ放映が開始され現在も続いています。4コマ漫画の時代から数えると実に70年以上の長期間にわたり、日本人に愛され支持され続けていることは驚きです。まさに名作と言えるでしょう。
教科書にも載った
実は時代とともに家族構成が変化してきていることを表す例としてなど、教科書にも取り上げられたこともあります。確かに現代では核家族は珍しく無くなっていますが、この一家は三世帯同居と現代ではかなり珍しい設定です。
教科書の中で題材として取り上げてもみんなが理解できるほど、子供から大人まで日本人にとって馴染みの深い漫画だということがわかるいい例です。
「サザエさん」は日曜日の夕方の定番番組
日曜日の夕方になると「サザエでございま〜す」ではじまるオープニング曲は、もはや、日曜日の夕方の風物詩といっても過言ではないでしょう。
アニメが50年以上放映されている
テレビで第一回のアニメが放送されたのが1969年です。2019年でなんと50周年を迎えます。放送開始から50年も続く長寿番組というのも凄いのですが、その間の平均視聴率が10%を超えていると言うのも驚きです。
一時期時代設定があまりにも現代とずれていると言うことで、視聴率も落ち込んだようですが、最近はまた復活してきています。時代設定の違いを逆にSNSで突っ込みながら見る、という楽しみ方が出てきたのが一因として考えられるようです。それにしても、この人気はいつまで続くのでしょうか。
「サザエさん症候群」という言葉まで誕生
日曜日夕方の番組として、日本人の間に広く定着した人気番組であるがゆえに、ある社会現象も発生しています。このアニメが始まると、明日月曜日から始まる仕事のことを思い出し憂鬱になったり、体調を崩したりする現象で「サザエさん症候群」と呼ばれています。
波平の年齢はいくつ?
昔と今で作画のタッチに若干の変化があるももの、出てくる人物の風貌にはほとんど変化がありません。ここでは、一家の大黒柱的存在でもある「波平」の年齢について見ていきたいと思います。