出現場所は学校もしくは踏切で、撃退方法は「地獄に帰れ」と唱えるというものが伝えられています。
カシマレイコとテケテケの関連性は?
両者の共通点は、体の一部が欠損していること、言葉による撃退方法が存在することです。しかしテケテケは必ず下半身が欠損した状態で現れると伝えられているため、手や目が欠けていることのあるカシマさんとはズレがあります。
また、時速150kmで追いかけてくるなど「追いかけてくる」系統の怪異と問いかけをしてくるタイプのテケテケと所謂口裂け女などと同じ系統に分類されるカシマさんは同じ存在だとは言いがたいですね。
実際はまったく別の怪異
かたや夢に出る怪異、かたや学校や踏切などに出没する怪異であり、テケテケは沖縄発祥でカシマさんは兵庫が発祥の全く別の存在です。撃退方法も異なるので注意しましょう。
姿が似ているため、学校に出たテケテケを児童が噂で聞いていた怪異カシマさんと誤認し、その誤った名前で噂が伝わってしまい、一部の地域では混同されてしまっているようです。
カシマレイコの亜種?地方に存在するカシマ系都市伝説
カシマという姓を持つ存在の都市伝説はたくさんあります。それらは地方にのみ伝わるものもあり、カシマさんから派生したもの、もしくはカシマさんの元になった話である可能性が高いです。その中の何点かをご紹介していきます。
カシマユウコ
青森県で語られている、家に子供が一人でいるときに現れる怪異です。「カシマユウコさん、鹿児島県鹿島区貸し間五丁目カシマユウコの家に帰ってください」と唱えないと連れ去られてしまうという話です。
留守番中の子供がいなくなることから、神隠し系統の都市伝説に分類されます。他の神隠し関係の都市伝説に興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
仮死魔殺子
この名前を聞いてしまった人はこの名前を10回唱えないと真夜中に殺されてしまうと言う怪異です。名前の読み方についてははっきりしておらず「あやこ」「ころこ」「さつこ」など諸説あります。
化神魔サマ
北海道の札幌近辺で小中学生の間で語られてきた都市伝説です。化神魔サマは下半身の無い妖怪で、真夜中に子供の部屋を訪れ三つの質問をしてきます。その質問に答えられなければ数日中に呪い殺されるという話です。
また、この話を聞いたら三日以内に同じ話を5人にしなければなりません。