八幡の藪知らずに入ったものは神隠しにあう!神隠し伝承と現在の様子を徹底調査

飛び地節は非常に現実的な話です。飛び地は他の区域内に離れて存在する土地の事です。行徳村の飛び地であったために八幡の住人は立ち入るべからずという事から禁足地になり、どこかで神隠しになったという説です。しかし、飛び地だった記録は残っていません。

神隠し説⑤葛飾八幡宮の勧請地

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葛飾八幡宮の最初の勧請地で神聖な土地だから禁足地になったという説です。勧請とは神仏の来臨を願うことです。葛飾八幡宮の1000年を超える歴史は八幡の藪知らずの地から始まったのかもしれません。

八幡の藪知らずに入れる人がいる!?

八幡の藪知らずには神職の方は入ることが出来るようです。神職には最高位の浄階(じょうかい)から直階(ちょっかい)までの五段階の階級が存在します。どの位の方が八幡の藪知らずに入ったのかは不明です。

神職は八幡の藪知らずに入れる

神に仕える神職は八幡の藪知らずに入っても異世界へと引き込まれることはないようです。結界を張ることが出来る方たちなので引き込まれるのを防ぐことが出来るのかもしれません。過去には誤って入ってしまったボールを取りに神職が八幡の藪知らずに入ったという事があります。

厳戒態勢!八幡の藪知らずに入ったボールを救出

30年以上前に八幡の藪知らずにボールが入ってしまいそれを拾い出すという珍事が起こりました。珍事といっても厳戒態勢で警察まで出動する事態です。市役所の職員がタモでボールを寄せ、神職が拾い上げました。

八幡の藪知らずに毒ガスはない!

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科学的に八幡の藪知らずには毒ガスが発生していないことは明らかです。ではなぜ人々にこれほどまでに八幡の藪知らずに畏れを抱いてきたのか。科学では説明のつかない不可解な力が発生しているのではないでしょうか。

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八幡の藪知らずとも縁が深い葛飾八幡宮

葛飾八幡宮のご創建は平安朝時代までさかのぼり1000年以上も信仰を集め、代々と受け継がれてきた神社です。下総の国(現在の千葉県)総鎮守八幡宮として鎮座しています。下総の国での八幡信仰の中心地です。

八幡とは神様の名前

八幡神(やはたのかみ、はちまんしん)とは武運を司るとして崇敬を集める神様。清和源氏や桓武平氏の全国の武士からあがめられています。また、神仏一体も進んだ神様で八幡大菩薩が仏教での呼び名です。

樹齢1200年の大イチョウ

葛飾八幡宮は晩秋に参拝に出かけるとイチョウが見事に紅葉しています。このイチョウの木は樹齢が1200年とも言われる国の天然記念物。平将門や源頼朝と関係が深い葛飾八幡宮。ひょっとしたら同じイチョウを目にしているのかもしれません。

  • 名称:下総国総鎮守葛飾八幡宮
  • 住所:千葉県市川市八幡4-2-1
  • 初穂料:7000円~
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