ホッキョクウサギの運動能力と飼育の限界
どうにかこの国に輸入できたところで、適切な飼育環境を用意することは極めて困難です。ホッキョクウサギは時速60kmで走れるような動物です。
彼らは普段から凄まじい運動量を必要としており、たとえサッカー場を用意しても足りないとされています。人工的環境でストレスなく飼育することは不可能でしょう。
かわいいホッキョクウサギも貴重な食糧源
大変ユニークな姿のホッキョクウサギですが、生息地の先住民にとっては立派な資源であり生活の糧となっています。
では地元ではいったいどのような形で活用されているのでしょうか?その一例を次から紹介していきます。
ホッキョクウサギを食糧とする原住民
基本の利用法のひとつは、食糧です。ホッキョクウサギの生息地域は、動植物が豊かであるとは言いづらい環境です。
動物の血肉から摂取するタンパク質やビタミンは大変貴重な食料源であり、先住民の生活には決して欠かせないものなのです。
ホッキョクウサギの毛皮
また、その肉だけでなく毛皮も活用されています。北限の生物はその厳しい環境に耐えるため、非常に高密度な体毛を持って生まれます。
皮も頑丈なため防寒性に優れており、極寒の地に暮らす人間たちには非常にありがたい素材なのです。
夏にはブルーグレイに毛変わり
雪のように純白の姿が魅力のホッキョクウサギも、夏の到来と共に生え変わった毛はブルーグレーに衣替えです。
夏には雪がなくなり、白いままでは岩場で目立ってしまうため、周囲の風景と違和感のない色に変化するのです。
世界の○○すぎる動物たち
足の長すぎる動物たち以外にも、世界にはいろんなものが〇〇すぎる、ものスゴい動物たちがたくさんいます。
次からは、日常ではまずお目にかかることのない、私たちの度肝を抜いていく超ワールドクラスアニマルをご覧ください。
マヨイアイオイクラゲ
この細長い海洋生物はウミヘビではありません。クラゲの一種ですが、すごいのはその長さです。
時に40mを超えることもあるという、全長というよりもはや距離のような単位を持つ、世界最長の動物です。人を攻撃することはなく、それどころか捕獲例がないほど大変に脆い生物です。
アイスランドガイ
一見普通の二枚貝ですが、実は類まれな長寿生物であり、なんと507歳という動物として最高齢記録を保持しています。
日本は室町時代から生きているという驚異のご長寿貝!たった8.6cmの大きさで、この記事を読んでいる誰よりも先輩であるというから驚きです。
アンコーレ牛のラーチ
アンコーレとは東アフリカにある王国であり、その国にいるラーチという名の牛は、世界で最も巨大な角を持つということでギネスブックに登録されています。
その重さ、左右合わせてなんと90kg!牛とはいえ肩が凝らないものか心配になるほどの大きさです。なお次の記事には、「かわいい」がすぎる動物の赤ちゃんたちが紹介されています。
昔は架空の存在だった動物たち
冗談じみたビジュアルのホッキョクウサギですが、同じように、昔は冗談…というより実在していると思われていなかった動物たちがいます。
確かに、予備知識なしみ見かけたら、目の錯覚かも?!と思うような個性的なアニマルたちばかりです。