「女郎蜘蛛」とはどんな妖怪?日本各地の伝承からその姿や特徴に迫る!

蜘蛛から妖怪へ

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女郎蜘蛛と同じく、人が死後に蜘蛛の体を模した姿へと変化してしまった妖怪や、人を襲う蜘蛛のような妖怪が存在します。百怪図巻や妖怪絵巻にて確認されている日本古来の蜘蛛の妖怪をご紹介します。

牛鬼

主に西日本に広く存在したと言われている妖怪です。名前の由来通り恐ろしい姿をしており、牛の首に鬼のような形相をした顔が張り付いており、体は蜘蛛の姿をしています。

三重県に伝わる伝承では牛鬼退治に出かけた武将が牛鬼に矢を放ったところ、その祟りで武将の妻が大病を患ってしまったと言われています。

土蜘蛛

本来土蜘蛛とは天皇や朝廷に反抗的な態度をとっていた人々の事を指す言葉でしたが、時代が移り変わるにつれて、巨大な蜘蛛の妖怪へと認識が変わっていきました。源頼光を憑り殺そうとした伝承が残っており、頼光の前に美人の姿で現れ誘惑しますが頼光に見破られ、切り殺されると巨大な蜘蛛の姿に戻ったとされています。

食わず女房

全国に広く伝わる昔話に登場する妖怪です。普段から全く食事をとらない女性を嫁に迎えた男性がその妻の事を不審に思い、深夜に妻の様子を隠れて見ていたところ、結っていた髪をおろした妻の頭頂部に大きな口がついており、その口に次々とおにぎりを入れていました。男性が悲鳴をあげ、妻を問い詰めると、みるみるうちに女性の姿から蜘蛛の姿へ変わり果て、逃げてしまったといいます。

蜘蛛に纏わる風習

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科学的根拠のない俗説は世界中に多く存在しますが、地域によってその特色は大きく変わってきます。例えば、「夜に爪を切ってはいけない」など皆さんも子供の頃に聞かされた事があるのではないでしょうか?そんな俗説の一種に蜘蛛に纏わるお話があります。

朝の蜘蛛

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東日本に広く流布している風習として、朝の蜘蛛は縁起がいいものなので殺してはいけないというものがあります。逆に西日本の一部では、朝晩関係なく蜘蛛は殺してはいけないという風習もあり、同じく国内でも全く異なった文化が混在しています。

夜の蜘蛛

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「朝蜘蛛は親の仇でも殺すな、夜蜘蛛は親でも殺せ」という諺もあるように全国的に見ても夜の蜘蛛は縁起が悪いものとされています。いわく、夜の蜘蛛からは 泥棒・死者の使い・悪い出来事の前触れといったイメージが大昔より日本人に根付いているからだと言われています。ただし殺すのも良くないとも言われており、なんとも曖昧さの残る俗説となっています。

人気作品「妖怪ウォッチ」の女郎蜘蛛

子供から大人まで幅広い世代に人気を博した妖怪ウォッチ。主人公ケイタと行動を共にする猫妖怪ジバニャンなど可愛らしい妖怪から、恐ろしい様相を呈したモノまで様々な妖怪が登場します。ここでは妖怪ウォッチにおいての女郎蜘蛛の特徴をまとめました。

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