科学的根拠のない俗説は世界中に多く存在しますが、地域によってその特色は大きく変わってきます。例えば、「夜に爪を切ってはいけない」など皆さんも子供の頃に聞かされた事があるのではないでしょうか?そんな俗説の一種に蜘蛛に纏わるお話があります。
朝の蜘蛛
東日本に広く流布している風習として、朝の蜘蛛は縁起がいいものなので殺してはいけないというものがあります。逆に西日本の一部では、朝晩関係なく蜘蛛は殺してはいけないという風習もあり、同じく国内でも全く異なった文化が混在しています。
夜の蜘蛛
「朝蜘蛛は親の仇でも殺すな、夜蜘蛛は親でも殺せ」という諺もあるように全国的に見ても夜の蜘蛛は縁起が悪いものとされています。いわく、夜の蜘蛛からは 泥棒・死者の使い・悪い出来事の前触れといったイメージが大昔より日本人に根付いているからだと言われています。ただし殺すのも良くないとも言われており、なんとも曖昧さの残る俗説となっています。
人気作品「妖怪ウォッチ」の女郎蜘蛛
子供から大人まで幅広い世代に人気を博した妖怪ウォッチ。主人公ケイタと行動を共にする猫妖怪ジバニャンなど可愛らしい妖怪から、恐ろしい様相を呈したモノまで様々な妖怪が登場します。ここでは妖怪ウォッチにおいての女郎蜘蛛の特徴をまとめました。
ゲームでの設定
ゲーム上ではブキミー族の毒タイプ妖怪として登場。毒入りケーキや毒口紅を使うなど女子力の高い攻撃スタイルが特徴ですが、外観は男性のキャラクターです。女郎蜘蛛に憑りつかれた者は女の子らしい動きをしてしまう症状が現れます。
アニメでの設定
大昔より若い男性の魂を食い尽くしていた妖怪で、イケメンの陰陽師に手を出そうとしたところ、返り討ちにあい封印されてしまった大妖怪として登場します。
何かのきっかけで封印が解け、人間に乗り移り自らの復活の為に下級妖怪を操り復活を果たしますが、結局のところ封印が解けた理由は解明されておらず謎の残る妖怪となりました。