ショックリーダーとはどんなもの?
PEラインは急激な力の負荷や根ズレや魚の歯による傷に弱く、それが原因で切れてしまいます。この弱点をカバーするのがショックリーダーです。最近はバス釣りでもPEラインを使用するようになり、それにともないショックリーダーの活躍するフィールドが広がっています。
各社の研究、開発がショックリーダーを多種多様に進化させてきました。今まで釣り上げることが困難だった大物との出会いや、かなりの根ズレが予想されるポイントでのルアーキャスティングゲームなど、恩恵は計り知れません。
ショックリーダーの特徴や必要性は?
メインラインのブレイクを防ぐことがショックリーダーの役割です。PEラインのほかにもメインラインは素材によって、急激な力の負荷や根ズレなどに対して弱いものがあるので、ショックリーダーの衝撃吸収性能と耐摩耗性能は欠かせません。メインラインの素材や釣りのスタイル、釣り場に応じて選ぶことが重要なのです。
主に使うショックリーダーは、強度・耐摩耗性能が高いフロロカーボン製と、強度はフロロカーボンより劣りますが、柔らかく伸びがありとても扱いやすいナイロン製の2種類です。フロロカーボンは、根ズレが予想される障害物の多い浅場の釣りで使われ、ナイロンは船で深場を狙う場合に使われます。
おすすめショックリーダー①ユニチカ社製シルバースレッド ショックリーダー
とても扱いやすいナイロン製のショックリーダーです。細いものはあまり伸縮させずにハリがあり、ルアーをコントロールしやすく、太いものは強度は落とさずしなやかにすることで、メインラインと結束しやすいように設定されています。このように、ラインの太さで特徴が違うショックリーダーです。
対象魚や釣り場により、状況に合ったラインシステムを組むことができます。ライントラブルが少なくお値段も手ごろで初心者にも扱いやすいので、ソルトルアーをこれから始めようとしている方におすすめします。
おすすめショックリーダー②よつあみ(YGK)社製DMVナイロンショックリーダー
特殊な素材で製造されたこのDMVナイロンショックリーダーは、通常のナイロン製ショックリーダーよりも強度が20倍です。さらに、しなやかで扱いやすくなるように特殊加工が施され、メインラインと結束しやすいのです。船からの大物狙いに最適です。
おすすめショックリーダー③モーリス社製ショックリーダーバリバスVEPナイロン
ナイロン製ショックリーダー派から高い支持をうけている製品です。耐摩耗性能を特殊な製法で通常の20倍にまで引き上げられました。障害物が比較的少ないサーフでのシーバスゲームや、ショアライトジギングで素晴らしい性能を実感できます。
おすすめショックリーダー④東レ社製パワーゲームルアーリーダーフロロ
高強度のフロロカーボン製ショックリーダーです。ナイロン製では不安で攻めきれない障害物の周りや岩礁帯を安心して攻めることができます。なぜなら、東レの耐摩耗特許が使われ、他社のラインと比較実験をした結果、明らかに傷がつきにくいことが確認されたショックリーダーだからです。東レの自信がうかがえる一品です。
おすすめショックリーダー⑤サンライン社製ソルトウォータースペシャルシステム
独自の製法・加工によりナイロンでありながらフロロカーボン級の強度を誇るショックリーダーです。しなやかでネバリのあるラインが、強烈な大物の引きをしっかり吸収してくれるので、ラインブレイクの心配はありません。撥水性も優れ海水による劣化に強く、水温や気温にも左右されずにオールシーズンで活躍してくれるショックリーダーです。
おすすめショックリーダー⑥クレハ社製シーガープレミアムマックスショックリーダー
フロロカーボン製ショックリーダーの傑作です。同じ太さのほかのフロロ製品より、1クラス上の強度を誇るため、その分細いものを使用できます。さまざまな点でショックリーダーが細いと優位に立つことができます。特にルアーの操作感が格段に上がるでしょう。
さらに、このプレミアムマックスショックリーダーは、ほかのフロロ製品には無いしなやかさがあり、容易にメインラインとの結束ができるのです。強さとしなやかさを兼ねそろえたフロロカーボンショックリーダーの傑作を使わない手はありません。
ショックリーダーの長さや太さはどのくらいにするの?
場所や釣り方、対象魚に合わせてショックリーダーの長さを決めますが、一般的には対象魚のサイズの2倍の長さにするのがよいといわれています。釣りのスタイル別では、ルアーキャスティングでは、リーダーがロッドガイドに入って引っかかるのを防ぐために1メートルくらいと短くし、深場でのジギングなどは長めに設定し大物に備えます。
太さはメインラインより強度が強くならないようにするため、メインラインと同じか細いものを使用します。ショックリーダーの強度が強いと、メインラインブレイクにつながってしまい、大事なメインラインをかなり失ってしまう恐れがあるからです。