また、豊穣の儀においては、心臓をえぐり出したあとに皮を丁寧に剥ぎ、司祭がそれを纏って踊っていたそうです。残虐な儀式ではありましたが、生きた人間を捧げるのが、神への最高の奉仕であるため、長く行われていたのです。
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日本にもあった「人身御供」
実は日本にも「人身御供」は存在していました。どのような経緯があって日本で執り行われたのか、アステカで行うような儀式と同じであったのか、また、アステカとどう違うのか、少しだけ紹介していきます。
代表的なものは「人柱」
「人柱」も「人身御供」のひとつで、日本で主に行われていたのが「人柱」です。日本では、「天災が起きるのは髪が怒っている証拠だ」と考えられ、例として水害が酷い場合は、川の傍に、人を生きたまま埋めたといいます。
「アステカ」との違い
アステカとの大きな違いは、「ひっそりと行う」点です。大衆の前で儀式は行わず、少人数で、密かに儀式を遂行するのが日本の人身御供の特徴です。生贄に選ばれるのは、決まって「ケガレ」のない処女やこども、また、その地に身寄りのない旅人であることが多かったそうです。
再現可能!心霊写真「アステカの祭壇」の撮影方法
デジタルカメラが普及した今、心霊写真の数は減少したと言われています。というのも、フィルム式カメラで心霊写真は「作れる」からです。どのように撮ることができるのか、方法をご紹介します。
フィルムカメラを使うと再現可能
フィルム式のカメラを使っていると、慣れるまではフィルムの交換の際に手間取り、少し感光させてしまうという失敗が多発しました。その結果、写真にあらゆる現象が起き、「いかにも」な写真が撮れたのです。「感光」を利用することで、心霊写真を再現することが可能なのです。
撮影に用意する物
いちばん手軽に用意できるカメラとして、35㎜の「レンズ付きカメラ」があります。俗にいう「使い捨てカメラ」です。使い捨てカメラを利用するのは、隙間をあけやすい、つまりフィルムを感光させやすいからです。
先に「アステカの祭壇」のような写真が撮れる謎について、ネタばらしをしておくと、祭壇に見える部分は、カメラの後ろの蓋、もしくはカメラの分離した部分が影となって写ったものだと判明しています。
撮影の手順
実行するにはまず、使い捨てカメラを最後まで使い切らなければなりません。フィルムエンドまで使い切ったら、本体の紙のコーティングを外します。プラスチックの本体だけにしたら、爪を差し込み、1㎝から2㎝程度の隙間を空けます。そしてすぐに隙間を閉じます。隙間を空けることで、フィルムが感光します。
この一連の流れにより、最後のコマにあたる写真に、斜めに光を入れることができます。本体をもとに戻したら、負荷が無くなるまでフィルムを巻きます。その後、フィルムを本体から取り出し、すべての写真を現像してもらいます。お店の方に、きちんと「全部」現像するように伝えましょう。
他にもある!フィルム現像の失敗などでできる心霊写真
「アステカの祭壇」は、作為的に仕組めることをお話してきました。ほかの「心霊写真」においても、フィルム式のカメラであれば、作れることが判っています。どのような写真がそれに当たるのか、紹介します。
身体の一部が消える・変形した心霊写真
腕や足が消える写真や、身体がおかしな形に撮れた場合には、その部位のケガに気をつけろ、というメッセージが含まれていることはよく知られている所です。しかし、そのような写真も、意図的に撮れてしまいます。簡単な方法としては、撮られる時に体の一部位が見えなくなるような姿勢をとり、撮影に臨むことです。
また、夜や暗い室内などでカメラを使うと、光を入れるためにシャッターを開く時間が長くなります。その間に、被写体が一部、または全部ブレると、現像した時に写真にはブレた部分が薄く写るのです。
人の顔のようなものが映っている
人の脳は、三角形に点が3つあると、「顔」だと認識します。有名な話ですね。これを「シミュクラ現象」と言います。たまたま顔に見えるような三点をどこかにうまく潜ませれば、心霊写真は出来上がります。
また、フィルムを巻き上げないまま何度か写真を撮ってしまうと、一枚に二つ以上の画像が入り込み、ときには恐ろしく見える写真ができることもあります。ちなみにこの現象を、「多重露出」と言います。
オーブが映った写真
霊魂とされるオーブも、心霊写真のひとつと位置付けられています。しかしその正体は、空気中の埃や水滴がフラッシュに反射した結果できた、「光の玉」なのです。オーブの写真については、撮影の技法としても用いられます。詳しくは次の記事をご覧になってください。
中には本物の心霊写真もあるので注意
大体の写真は「作れてしまう」というお話を今までしてきました。「アステカの祭壇」をはじめとする不可解なモノを、すべて「心霊写真だ」と決めつけ、怯える必要はありませんが、場合によっては「本物」が撮れている場合もあります。
本物と言われる心霊写真も存在する
中には科学的な見地からも説明できないような、おかしな写真というものは存在しています。とくに気をつけた方が良いと言われているのは、その場に居ない「知っている人の顔」が「ハッキリ」写り込んでいる場合です。その場合は生霊に憑かれている場合があるので、きちんと祓ってもらうべきでしょう。
もしも持っていて不安ならば神社やお寺に相談を
調べてみて、作れるタイプの心霊写真だと判っても、「やっぱり色が不気味だ」と感じたり、身体の一部が無くなって写った写真は気持ち悪い、だからといって自分で燃やして棄てるのも不安…などと感じる方も多いでしょう。
そんなときは、思い切って近くの神社やお寺に相談しましょう。今は除霊をしてくれる業者も存在していますが、きちんと鑑定やお祓いをしてくれなかったり、高額な請求をしてくる場合もありますので、おすすめできません。
なんでもネタバレしたら野暮だけど…
今回「アステカの祭壇」について、オカルト的な側面からもお話しましたが、同時に自力で撮ることが可能なことまで紹介しました。オカルトの科学的分析は、興醒めしてしまうため、基本的にはしてはいけません。しかし、「アステカの祭壇」のように、「根強い噂」があるものに対しては、こういった事実の開示も必要です。
噂を信じすぎるあまり、実際に呪われたかのように病んでしまう方も中には存在します。オカルト的コンテンツとして楽しめる方にとっては野暮だったかもしれませんが、「アステカの祭壇」を見て不安だった方が、少しでも気を楽にもてるようになれば幸いです。
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