アステカの祭壇は検索してはいけない言葉!?恐怖の心霊写真の正体!

先ほどから名前だけ独り歩きしていますが、「アステカの祭壇」とは一体どのようなものなのでしょうか。どんな写真か、といった解説はもう少し後の項目で詳述していきますが、ここでは「アステカの祭壇」の言葉を詳しく知りたい方のためのお話をしていきます。

「検索してはいけない言葉」のひとつ

出典:PhotoAC

「アステカの祭壇」は、その噂の性質上、「検索してはいけない言葉」の危険レベル8段階中、もっとも低いレベル1に指定されるキーワードです。本当に死者や呪いに悩まされている方が出ていたら、レベル1に置かれることはありません。その点でも、怯えすぎる必要はないといえます。

多くの霊能者から危険性を指摘されタブー的存在に

Tama66 / Pixabay

2003年、あるテレビ番組の中で、この「アステカの祭壇」が写ってしまった写真が鑑定されます。すると全国の霊能者が、この写真について抗議の電話をしたと云われます。その内容の多数が「危険なものを地上波で写すな」とのクレームで、「なんてことをしてくれたんだ!」という声もあったといいます。

ただ、もう一つの説として…殺到したのは霊能者からではなく、カメラを専門的に扱う方々からの電話だった、という話もあるんです。「心霊写真」として扱ったことに対し、「撮影ミスの写真なのに、デタラメなことを言うな!」という苦情だったともいわれます。

「心霊写真特集」の番組が減少した原因

TheDigitalArtist / Pixabay

いずれにしても、この苦情電話殺到の結果、当時の流行りでもあった心霊写真を特集する番組が減少していったともいわれています。もちろん他にも理由はあるでしょうが、このような説が出てしまうほど、「アステカの祭壇」に対する当時の反応は「過敏」でした。

どうして「アステカの祭壇」と呼ばれる?

出典:PhotoAC

なぜ「アステカの祭壇」という名前が付けられたのでしょうか。その理由は、やはり「写真」そのものにあります。どういった写真か先に説明すると、全体が赤っぽいモヤに包まれた不気味な雰囲気のものです。

盃にも、祭壇にも見える形を、浮かび上がらせているかのようにモヤがかっています。その形を見た上で、どうして「アステカの祭壇」と呼ぶことになったのか、当時の背景から解説していきましょう。

別々の場所で撮られた複数の写真に同じものが写り込む

出典:PhotoAC

写真は一枚のみならず、当時何枚も存在しました。しかも、すべて別の場所で撮影されたのでした。赤の光は、当初から危険や何かの警告を報せる色で、霊能者も鑑定に気合が入りました。こんなモノがたくさん撮れるのは、「何か日本で不吉なことが起きる報せなのでは?」という噂も、ともに広まりました。

実は番組内で「アステカ」とは言っていない

guguis / Pixabay

この「心霊写真」が番組で扱われた際には、そんな呼び名はついていません。番組内での鑑定では、形について「祭壇のような物」程度にしか言及していません。霊能者はほかにも、昔の「残酷な儀式」で使用した、という情報を残しました。

アステカは連想から付け足された?

3dman_eu / Pixabay

この「祭壇」というキーワードと、「残酷な儀式」の側面から、アステカ文明における「人身御供」の儀式が連想され、これらを総じて「アステカの祭壇」と名付けたと言われています。「残酷といえばアステカ」という、安直な発想だったのです。

NEXT アステカに対する誤解