「業が深い」ってどういう意味?使う場面や成り立ちを徹底解説

ではこちらはどういったことを指すのでしょう?こちらは他者から認識されないもの、示すことのできない行い、内面に潜む行為のことです。誰かに腹を立てたとき、それを表に出さず自分の心の中に押しとどめた経験は誰にでもあるでしょう。無表業とはそういった心の内面で起きたことを表しています。

五業

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また「意業、表業(身業・口業)、裏表業(身業・口業)」の五種を合わせて「五業」と呼びます。表業は身業・口業のように「他者から認識される動き」のことをいうため、裏表業の二種についてはその表業の余韻のことを指します。

業が深い人の特徴

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ここまで様々な分類を解説致しました。大まかに言ってしまえば、人間の行いを細かく分類したものですが、次はその具体的な例を見てみましょう。特に悪い行いについての例を挙げますので、普段の行いを思い返し、良い業を深めるきっかけにしてみてください。

自己顕示欲が強い

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自分の存在を殊更に周囲へアピールすること。昨今、SNSの普及により、このケースを見る機会が増えてきています。例えば、他者の言葉、または画像を用いて「いいね」をもらおうとする。ありもしない景品をプレゼントすると嘘をつき(綺語)多くの人に反応してもらうなど。

強欲である

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非常に欲が深いことをいいます。一つの欲が非常に強い、またはあらゆる種の強い欲を持っていると強欲とされ、その欲は金銭、男女、食など多岐にわたります。ことお金に対しがめつい人ほどこう言われることが多いように見受けられます。

嫉妬深い

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これは恋愛において言われることが多いのではないでしょうか。昨今、あらゆる連絡手段が増えてきたため、異性との連絡について厳しく禁止する人も多いです。可愛い嫉妬ならまだしも、仕事において重要な相手との連絡まで禁止された、などといったケースとなると、それは嫉妬深いと言わざるを得ないでしょう。

業を深めない為には?

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では、そういった悪業を重ね、業を深めないためにはどう生きるべきなのでしょう。人によってその生き方は様々であるべきですが、善い人間でいることはどの人生においても重要といえます。善い人間になるためには、ひいては業を深めないためには何をすべきかを挙げていきましょう。

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人にやさしくする

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まず、善い行いをしていくことが一番の近道です。何かひとつをすれば善い人間になれるわけではありません。毎日の積み重ねが重要だといえるでしょう。日常的にこなしていける善行といえば、人にやさしくあること、敬愛すること、尊重することなどでしょう。

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