ベニテングタケって美味しい?気になる食べ方や味、毒の中毒症状を紹介!

長野県では古くから食べる習慣があり、水で洗ってから20分間茹でます。このときに、換気をして茹でないと匂いで気分が悪くなることがあるので注意が必要です。

2~3回繰り返す

一度茹でただけでは解毒されにくいため、同じ工程を繰り返します。一番最初の茹で汁は鮮やかなオレンジ色に染まり綺麗な色をしています。繰り返していくと色は出なくなります。

塩漬けにする

andreas160578 / Pixabay

茹でたベニテングタケに塩をたっぷりと隠れるほどまでかけて解毒します。食料の少ない時代に考案され、厳しい冬でも食料が尽きることのないように備えた保存食だったようです。

ベニテングタケの食べ方

congerdesign / Pixabay

解毒処理をしたあとの食べ方はどのような方法があるのでしょうか?日本での食べ方と外国での食べ方、それぞれを順番にご紹介していきます。

日本での食べ方

RitaE / Pixabay

昔から長野県の上田市に位置する自然豊かな菅原高原付近に食べる文化がありました。上記のように茹でて、一年間塩漬けしたものを、水につけ塩抜きし味を調整して食べていました。

古くから伝わる食文化

大みそかに食べる風習があったようです。旨味の強いキノコで知られるため一年の納めに「美味しい思いをみんなで」という意味合いがあったとされています。

外国での食べ方

stevepb / Pixabay

ロシアでは、解毒処理をしたものを塩をふってフライパンで熱しサワークリームなどを添えて一緒に食べていたり、ウォッカに漬けて食べる習慣が身近にあります。安いウォッカの酔いを深めるためといわれています。

ベニテングタケを食べた体験談

kliempictures / Pixabay

実際に日本でも自分で収穫し食べた人が多数います。中には解毒処理をしないまま食したチャレンジャーもいました。食べた人の体験談をご紹介います。

体験談①強烈な旨味

kaboompics / Pixabay

塩をたっぷりとかけて冷蔵庫で4カ月ほど放置し解毒させた後、フライパンで焼いて食べた方は、味付けを一切していないにも関わらず、噛んだ瞬間に舌にピリッと刺激する強烈な旨味が一口食べたら溢れてきたそうです。

化学調味料と塩を一緒に舐めた濃厚な味と表現しています。

体験談②採れたてを食べる

stevepb / Pixabay

汚れを取った後にナイフで細かくカットし油をひいたフラパンで塩をかけて火を通して食べたレビューでは、口入れた瞬間に芳醇な香りと甘みが口に広がって白身魚の味に似ていると表現しています。この方は解毒処理しないまま食しても症状はなかったそうです。

体験談③30分後に症状が起きる

jarmoluk / Pixabay

採れたてを洗ってトースターで焼いて食べた方も、解毒処理を行わず食べています。今まで食べたことのない旨味を感じあっという間に1本食べきりますが、急に体が熱くなり異常な汗が出始め、吐き気やめまいに襲われています。

完全な中毒症状を起こしていますが横になったら和らいだようです。

NEXT ベニテングタケをわざわざ食べる必要はない