スナネズミはかわいい!その生態や特徴、飼育方法をご紹介!人にもなつく?

また、飼育の上で絶対にやるべきでないことも明記しておきましょう。飼い主に悪気がなかったとしても、ちょっとした不注意が彼らの暮らしを脅かすのです。

どんなに小さくても大切な命であり、壊れて平気なおもちゃではないのですから、いたわりを忘れずに接してあげるべきです。

大きな物音を出さない

kalhh / Pixabay

先ほども記したように、スナネズミは大きな音などで驚かされると気絶し、仮死状態に陥ってしまいます。

これはかなり身体に負荷のかかる状態です。ケージを置く場合はドアのそばや人のよく通る場所は避け、静かで落ち着いた、刺激の少ない空間を選んであげてください。

犬や猫と一緒に飼育しない

StockSnap / Pixabay

なつきやすいといっても、スナネズミは自分たち以外の種族、特に大きな動物がそばにいることに慣れていません。

犬や猫などが近くにいるとストレスを感じてしまうため、すでに先住のペットがいる場合、スナネズミのいる部屋には立ち入らせないよう注意を払ってください。

雄と雌で飼育するとすぐに繁殖する

Orca / Pixabay

ネズミ算とはよく言ったように、スナネズミも例外ではありません。オスとメスを一緒のケージで飼育しているとあっというまに大繁殖してしまうので、性別で分類するか、個別に飼育する以外手段はありません。

「動物のお医者さん」作中でも、主人公がうっかりスナネズミを繁殖させてしまい貰い先に苦労する話があります。

ケージや水槽を開ける際に飛び出して脱走することも

chummels / Pixabay

臆病でか弱い反面、好奇心旺盛で活動的でもあるスナネズミは、ケージからの脱走名人でもあります。

掃除や給餌などちょっとした隙を狙ってするすると出て行ってしまい、あっというまに狭い家具の裏などに入り込んでしまうので、捕まえるのは一苦労です。逃げ出してしまった際はまずは窓や扉を閉めて事態の悪化を防ぎましょう。

温度管理も重要

スナネズミは温度変化が極端に苦手であることはもう学びましたね。日本で飼育していく以上、空調設備は必須環境といえます。

今はスマートフォンアプリと連動して24時間管理することも可能なので、積極的に活用していきましょう。

スナネズミの寿命と延ばし方

Free-Photos / Pixabay

ネズミのような小動物は、犬や猫に比べて寿命が短いものです。それでも家族として迎え入れた以上は、少しでも長生きしてほしいのは当然です。

できるだけ長く健やかにいてもらうため、どういう心がけをするべきなのでしょうか。

3~5年程度

Robert-Owen-Wahl / Pixabay

通常、スナネズミの平均寿命は3年から長くても5年です。ハムスターよりは長く、デグーより短いとされるのが一般的です。適切で良質な環境で飼育すればもう数年は寿命が延びるとされています。

もしもっと長生きのスナネズミを飼っている方がいるとしたら、飼育のコツをぜひ教授してもらうべきでしょう。

1頭飼いでより寿命を延ばせる

Pexels / Pixabay

多頭飼育も不可能なわけではありませんが、基本的に1頭での飼育の方が向いている動物です。

寂しいだろうからたくさんの家族と一緒に…、と気を遣うより、一国一城の主として短頭飼育してあげたほうが、彼らとしてはストレスなく快適に過ごすことができるのです。

スナネズミの天敵

Free-Photos / Pixabay

天敵を知るということは、その生き物が最も苦手とする性質を把握するということです。

この点を知っていると、ペットに対し致命的なストレスを与えることを避けることができます。大切だからこそ相手の嫌いなものも知っておきたいものですね。

生息地の環境の厳しさにより天敵はあまりいない

MemoryCatcher / Pixabay

すでに記したことですが、スナネズミには天敵がほとんどいません。彼らの暮らしている砂漠の環境は天敵どころか生き物自体がとても少ないのです。

警戒心の低さはここか来ているとされていて、これは極寒の地・南極のペンギンにも同じ兆候が見られます。

NEXT 鳥類とヘビが天敵