あなたの身を守る呪い返し8選|その方法と効果を詳しくご紹介

理由は諸説ありますが、紫陽花には金運を招き、厄除けになるという効果が古くから知られており、紫陽花のドライフラワーを軒下や玄関に吊す習慣が各地に残っています。待ち受けにするだけでなく、実際に紫陽花を部屋やトイレに飾り、幸運のお守りとするのも有効です。

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日本では節分、西洋ではクリスマスの飾り付けに用いられることの多い柊は、その鋭い棘をもって、魔除け・厄除けのお守りとしてたいへん有名です。柊の小枝と焼いた鰯の頭を門前に備える「柊鰯」の習慣をご存じの方も多いでしょう。葉ばかりでなく、その美しい白い花を愛でるのも一つの楽しみです。

呪い返しの方法⑥太陽の光を浴びて心身ともにリラックス

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ここまで紹介したのは、いわば「おまじない」的な呪い返しの方法でしたが、やはり体が弱っていれば、呪いに打ち勝つことはできません。心身の健康が、呪いを返す何よりの原動力になります。次は、自然の力を利用して、心と身体をリラックスさせる術をご紹介しましょう。

太陽光を浴びるとビタミンDが生成

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私たち人間が生きていく上で欠かせないのが、ビタミン。中でもビタミンDは、皮膚が太陽光にさらされることで体内で生成されるため、「太陽ビタミン」とも呼ばれています。ビタミンDには、カルシウムの体内での吸収を促す効果があり、骨の健康を維持する上でとても重要です。

「幸せホルモン」セロトニンも生成

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また、太陽光を浴びると、脳内で「セロトニン」という物質の生成が促進されます。セロトニンは幸福などの感情に作用することから、「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスフルな現代社会では重要なもの。

セロトニンとメラトニン

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さらにセロトニンは、夜間の睡眠を司る物質「メラトニン」の材料ともなるため、セロトニンとメラトニンが正しく分泌されていれば、睡眠の質も高まります。したがって、太陽光、特に朝日を浴びることは、健康のためにとても大切なのです。

その他、睡眠に関する情報をお求めの方は、以下の記事もご参照ください。

呪い返しの方法⑦日頃からご先祖様を大切にする

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困ったときにまず身近な人に助けを求めるのは自然なことですが、それは呪い返しにおいても同様です。常日頃から自分のご先祖様を大切に祀っていれば、いざという時に思わぬ助けとなってくれることもあります。

守護霊が呪いから守ってくれる

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「守護霊」とは、文字通り自らを護ってくれる霊のこと。守護霊については、宗教によりさまざまな考え方が存在していますが、私たち日本人にとって最も身近な守護霊といえば、それは自分自身のご先祖様の霊。ご先祖様を熱心に供養することが、ひいては自らを助けることにつながります。

ご先祖様・親孝行を心がける

あなたは自分自身の力だけで、この世に産まれてきたわけではありません。あなたが今この世に存在しているのは、あなたのご先祖様、そして両親のお陰なのです。そのことを忘れずに孝行を積めば、ご先祖様は呪いなど悪しき力から、必ずやあなたを守ってくれることでしょう。

呪い返しの方法⑧呪いをかけた相手と和解する

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さて、呪い返しの方法も、残すところあと一つとなりました。呪い返しの最後にして最良の手段、それは自分に呪いを掛けてきた相手を許し、和解することです。呪いを相手に返すことばかりが、すべてではないことを心に留めておきましょう。

呪いをかけた相手を許すこと

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呪いをかけてきた相手が誰かわかっている場合には、その相手との関係を改善する、そしてその相手のことをよく理解し、幸せを願ってあげることで、結果的に呪いが解消されることもあります。いたずらに反撃するのではなく、和解への道を模索することで、最も良い結果が得られることもあるのです。

呪われない体質になるためには?

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以上、呪い返しの8つの方法について紹介してきました。しかし、呪い返しに頼るだけでなく、根本的に呪いに対し強くあるためには、心身ともに健康で、気力が充実していることが第一です。では、「呪われない体質」になるために、気をつけるべきポイントとは、どのようなものでしょうか?

負の感情を溜めない

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「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」……とは、夏目漱石『草枕』の冒頭。いつの世も、人間社会はストレスでいっぱいです。ですが、なるべくストレス≒負の感情を溜めずにおくのが、心身のバランスを保ついちばんの早道です。

身の回りを清潔に保つ

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これを読んでいるあなたのお部屋、ごみは散らかっていませんか? ホコリは溜まっていませんか? お風呂、ちゃんと入ってますか? 身の回りが荒れていると、心もすさむというもの。これを機に「ヨゴレ」を一掃すれば、「ケガレ」も離れていくこと間違いなしです。

規則正しい生活をする

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早寝早起き。朝昼晩、三食きちんと食べる……そんな生活リズムの基本中の基本も、なかなか守れないのが現代の私たち。ですが、せめて日々の生活を整える努力くらいはしたいもの。乱れた生活習慣は、心身に邪悪なものを呼び込むきっかけを作ってしまいます。

呪い返しの「実例」: 『宇治拾遺物語』 巻第二 八「晴明蔵人少将を封ずる事」

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ここまで、呪い返しの方法や、その前提となる心構えについて述べてきました。ではここで、呪い返しの「実例」として、『宇治拾遺物語』中の一話、「晴明蔵人少将を封ずる事」をご紹介することにしましょう。

『宇治拾遺物語』とは

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『宇治拾遺物語』とは、13世紀前半ごろに成立したとされる説話集であり、197の話から成り立っています。「拾遺」とは「補完」の意味で、元来『宇治大納言物語』という物語集から漏れた話を集めたものとされていますが、大元である『宇治大納言物語』は散逸してしまったため、その実体は定かではありません。

『宇治拾遺物語』は日本、中国、インドを舞台とする話を中心に編まれ、仏教色の濃い説話が多い一方、滑稽みのある逸話も多く、バリエーションに富んでいます。またいくつかの説話は、芥川龍之介の短編『羅生門』、『鼻』、『芋粥』のもととなるなど、中世文学の枠を超え、近代の文学にも影響を与えています。

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