人肉の味は豚?ザクロ?人類のカニバリズムの歴史や驚愕の人肉事件も

人肉を食べるとクールー病になる

geralt / Pixabay

ですが人が人を食べることによってクールー病を発症します。いくら美味しくて興味が出てしまったとしても、このような深刻な病状と天秤にかけるのはあまりにハイリスクです。

またクールー病は治療法も発見されていないため、一度罹患してしまったが最後、できることはせいぜい症状を遅らせる程度で、最後には必ず死の運命が待ちうけています。

人肉を食べるとかかるクールー病

ここからはクールー病についてさらに詳細な情報を記載していきます。この病気自体は日本で人並みに暮らしていればまず縁のないものですが、意外なことに、一昔前にごく似た病気が発生して日本中が大騒ぎになった件がありました。

平成13年に発覚したBSE問題、そう、あの狂牛病にまつわる大騒動です。

クールー病の症状

geralt / Pixabay

病状は大きく3段階に分けられます。まず初期症状として震え、歩行や発音に障害が発生。次に歩行が困難になり、情緒不安定で自制できない笑いが起きる(このため笑い病と呼ばれることも)。

やがて座ることも難しくなり、生理機能や発話のコントロールができず、肺炎や床ずれで死亡します。

クールー病の原因

GDJ / Pixabay

部族には儀式として遺体を食す、つまりカニバリズムの風習がありました。病の原因とされるプリオンというたんぱく質は脳に集中していて、そこを老人や子供が食し、また女性は儀式の中心として遺体によく触っていたため発症してしまいました。

男性は「亡骸を食べると戦に弱くなる」として食べなかったため感染率は低かったといいます。

クールー病と狂牛病の共通点

WikiImages / Pixabay

ではなぜ狂牛病に類似性があるかというと、こちらは対象は牛であるものの、同じように発生したプリオン異常が原因とされているからです。

牛たちにそのつもりはありませんでしたが、飼料に牛骨や肉が混じっていたため、知らずのうちに共食いをしてしまっていたのです。やはりどの動物にとっても「同族食い」は遺伝的に不向きなようです。

人肉を食べる民族

Hans / Pixabay

前記にあったパプアニューギニアの部族のように、かつて食人文化を有していた民族は世界中に存在しました。

昔々、まだ病気について知られていなかった頃、現代ほど情報共有によるモラルの均一化がなされていなかった時代に、人類はあらゆる目的で隣人を食してきました。ここからは、世界各地に残るカリバニズムの痕跡を辿ってみましょう。

人肉を食べる一部中国人

Pexels / Pixabay

古代中国ではごく日常的に人肉を食べていたという主張があります。各随筆から記述が発見され、塩漬けの肉や汁物で食し、血液や内臓を滋養剤にするなど多様に活用していました。

また一説によると饅頭(まんとう)は蛮頭(まんとう)、つまり野蛮人の首であり、かつて人身御供に使っていた人の頭部の代用品であったと言われています。

人肉食の習慣があるパプアニューギニア

sebadelval / Pixabay

先に少し触れたパプアニューギニアの部族は、葬儀の一環として遺体を食べてきました。空腹や活用の目的でなく、弔いとしてのカニバリズムです。

これは族内食人(エンドカニバリズム)と呼ばれ、亡くなった人や部族そのものに敬意を表すためのものです。日本の一部にも「骨噛み」というお骨を食べる風習がありました。

NEXT 十字軍も人肉食を食べた