人肉の味は豚?ザクロ?人類のカニバリズムの歴史や驚愕の人肉事件も

杉並区から告発される顛末

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イベント後、杉並区は主催男性をわいせつ物陳列罪で告発しました。なぜわいせつ物?と疑問に思いますが、自分で肉体を切除・調理することには何ら違法性がないため、問題になりそうなのがこの点ぐらいしかなかったのでしょう。

杉並区としては理由はなんであれ、とにかく区内で二度とこういうイベントを開催してほしくないようです。

人肉はザクロの味だという日本の通説

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日本の文学小説や詩などではよく「柘榴は人肉の味がする」と表現されますが、それは事実なのでしょうか?そもそも植物と動物とでまったく違うものですが、何故そのような通説が流布するようになったのでしょう。

次からは柘榴と人肉の関係性をひとつづつ解き明かしていくことにしましょう。

人肉=ザクロ説は仏教の説法から

ベースは仏教の逸話が元になっています。人の子を攫っては食べていた鬼神が、お釈迦様のおかげで改心し、仏教に帰依したのが鬼子母神です。

彼女は左手に子供、右手に魔除けの果実を持っていますが、日本においてその実は柘榴であるとされました。そのため鬼子母神像のある場所には柘榴の木が植えられるようになりました。

ザクロの赤い実が人肉や赤い血を連想させた

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鬼子母神の「子供を食べる」という食人エピソードと、柘榴を割ったときの深紅の実と汁のイメージが、人体や傷口のビジュアルと結びついて「柘榴と人肉は似ている」という結論に至ったのでしょう。

また一説には、お釈迦様が人の子の代わりにこれを食べなさいと差し出したのが柘榴であるというお話もあります。

人肉の味はザクロではない

柘榴の味はさわやかに甘酸っぱく、あくまでも果実の香り高さをたたえており、動物性たんぱく質と似ているとはとても言えないでしょう。ただ人の肉も、加齢状態や人種・健康状態・発酵状況によっては酸味が強くなる可能性もあります。

なお果実と人肉を結び付けた逸話は次の記事にも特集されています。

人肉の味を確かめたくて足の肉をそぎ落としたイギリス人

世の中にはまだまだ変わったオートカニバリズムを行った人がいます。紳士とジョークの国・イギリスにおいて、自ら体を張ってその肉を食べ、レポートしよう!という体当たりな化学検証番組が制作されました。

これが個人youtuberでなくbbc(英国放送協会)のチャンネルだというから度肝を抜かれます。

体を張って科学の実験実証を行う「サイエンス・プレゼンター」

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実践するのはグレック・フット氏。bbcで活躍するサイエンス・プレゼンターです。この実験の以前には棺桶に入って生き埋め実験をしたりとアグレッシブを超えた活躍を見せてくれる、でんじろう先生と出川を足しっぱなしにしたような豪傑紳士です。

今回もウキウキの笑顔で挑んでいるあたり、こういう実験が好きでたまらない性分なのでしょう。

実験はグレッグ・フット本人の太ももで

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まず医療器具を使用してグレッグの足の肉を採取します。そして組織の香りを科学分析し、羊や豚の肉を調合・再現することによって、切除部位の味を再現することにしたのです。

味は普段食べている肉のようで思ったより違和感がないそう。足の肉は脂身が少ないのでしっかりした食感とのことです。

切り落としたのに使わない微妙な実験

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結果として「人肉にそっくりな動物の調合肉」を食べたことになります。なぜならイギリスの法律において人体を食すことは禁じられているからです。

なら、そもそもグレックが外科手術を受ける必要はあったのか…?という疑問は残りますが、着目点と企画は非常に面白いものですね。

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