人肉の味は豚?ザクロ?人類のカニバリズムの歴史や驚愕の人肉事件も

原因は栄養補給ためとも、不要な争いを生まないための間引きとも言われますが、いずれにせよ子供が生まれたハムスターの扱いには十二分に注意する必要があります。触り過ぎなどストレスも厳禁です。

オオワニザメ

こちらの共食いのステージは生まれる前、なんと子宮の中です。母親の胎内で胎児たちが食らい合い、強い子供だけが生まれてくることを許されるのです。

出産時点でより体を大きくし、捕食動物から生き残る可能性を上げるためとされています。生まれる前から戦っているのだからサメが強い理由にも納得です。

クモ

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クモの子供はたくさんいるから食べきれないんじゃ…?と思いきや、食べてしまうのは夫です。出産と言う絶大なエネルギーを要する現象のため、まず手近にいる性交後の雄グモを食べて栄養補給しているようです。

人間の価値観でいえば残酷な夫婦関係ですが、クモとしてはこれが至上の愛という可能性もあります。

世界におけるタブー食品

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食のタブーも国や地域、宗教などで違いがあることは広く知られています。

かつてカリバニズムがタブーではないエリアがあったように、日本にとってはなんでもない食べ物でも、ところ違えば「そんなもの食べるなんて信じられない!」と忌み嫌われるものがあります。それは次のような食材たちです。

馬肉

日本では馬刺しを食べますが、ユダヤ教徒にとっては禁忌とされています。蹄が割れていない、反芻することのない動物を食べることが禁じられているのです。

また英語圏でも嫌がられることが多く、国によっては動物虐待にあたることがあります。馬は大切な資産であり友人という考え方からでしょう。

鹿肉

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昨今はジビエ料理の浸透で一般化しつつありますが、岩手県の農村部ではタブーとする一部地域が存在しました。オシラサマという土着神を信仰していると、鹿をはじめ牛や馬、ニワトリも含め多くの肉食が禁忌になるとされています。

ちなみにオシラサマはジブリ作品「千と千尋の神隠し」にも少しだけ登場しています。

犬肉

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日本をはじめ多くの国で食料とみなされていない、むしろ愛玩動物として身近なだけあって強くタブー視されているのが犬です。

かつては日本国内にも犬食文化がありましたが、生類憐みの令以降急速に下火になっていき、戦時中など食糧難以外で食べられることはなくなりました。今後習慣が復活する可能性はないでしょう。

ネギ

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えっ、ネギ?と驚く方も多いことでしょう。しかも禁じているのは日本でもトップクラスにポピュラーな宗教、仏教です。

ネギをはじめ、にら、ニンニク、玉ねぎ、らっきょうなど一般的な食材ばかりで、これが使えないとなると全国のご家庭も大困惑です。これらは仏教において五葷(ごくん)と呼ばれ、臭気が強く修行の妨げになると言われています。

お酒

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宗教的にアルコール飲料が禁止されている例は存在しますが、かつて生活改善のためお酒をタブーにした国がありました。それがかつてのアメリカ、いわゆる禁酒法の時代です。

男たちが酒場に入り浸って家庭をないがしろにするため、怒った女たちを中心に禁酒運動がはじまったことがきっかけでした。いつの世も奥さんたちは苦労しているようですね。

人肉を食べたことがある人は意外にいる!でももちろん絶対ダメ!

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以上、すべての記事を読んでみると、カニバリズムが思ったよりも幅広い習慣であることが分かります。人間を食べた人間は想像以上にいるものです。

しかし現代社会で暮らしていくなら、もちろん人食いなどタブー中のタブー。そもそも大半のケースが法に抵触してしまいます。興味があったとしても想像の中に止めておきましょう。

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