ウオノエは魚の口の中に寄生する!その奇妙な生態をご紹介!食べる人も?

メスは抱卵し、やがて孵化した容態はプランクトンとなって大海原に独り立ちします。

ウオノエは人間に寄生するのか?

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寄生先に選ばれる魚たち、鯛や鯵などは家庭の食卓にもよくのぼる食材です。店頭で販売されている商品からも見つかることがあり、「寄生された魚を人間が食べてしまったら?体に悪い影響があるんじゃ…もしかして人にも寄生するの…?」と不安になった方も多いでしょう。

ですが結論を言ってしまうと、答えは「大丈夫!」です。

ウオノエは人間には寄生しない

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ウオノエが人間に寄生することはありません。魚以外には寄生できないのです。我々人間がお気に召さないようで心底安心ですね。

魚にとりつく虫のほとんどは人間に害を成しませんが、アニサキスのように一部例外はあります。詳しくは次の記事からどうぞ。

ウオノエは無害!うっかり食べても問題なし

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もちろん宿主の魚を食べても何の害もありません。単に体液を吸い取っているだけで、毒や菌を注入しているわけではないからです。

強いて言うなら、栄養を取られてしまった魚は身が痩せて味が落ちているかもしれません。

ウオノエは縁起物!

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あまりお会いしたいと思えないウオノエですが、かつては縁起物として重宝され、人々から「めでたや」と歓迎される存在でもありました。

では次からはその由来や、彼らのもう一つの名前についても触れていきましょう。

ウオノエの別名「タイノエ」

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ウオノエのもう一つの名前、よく知られた別称として「タイノエ」という呼び方があります。

漢字で表記すると「鯛ノ餌」、鯛の口内で見かける機会が多かったからです。地方によってはウオノエよりこちらの呼び名の方がよく知られているぐらい、とてもポピュラーな別名です。

ウオノエは縁起物

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かつては釣りあげた鯛にタイノエ(ウオノエ)が入っていたら「おお!この鯛は”あたり”だな!」と喜んだといいます。

確率的にはタイノエのいない鯛のほうがずっと多いので、今でいうレアリティ感があったからでしょう。やがて引き当てると縁起の良いものとして扱われるようになりました。

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