明晰夢とは?見方やその方法、危険性やタイムリープとの関係なども紹介

小説を書いたり絵を描いていたりなど普段から何かを作り出すことができる人は想像力が人一倍で、普段の夢も人より非現実であることが多いのです。夢の中で自分が書いた小説の世界などを体験したり、新たな物語を思いつくこともありえます。

なぜ明晰夢を見ることができるのか?脳の状態とは

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明晰夢を見ているとき、人間の脳はどんな働きをしているのでしょうか。普段の睡眠のときとの違いがあるのか気になるところですよね。次は夢を見ているときの脳の状態について説明していきたいと思います。

夢を見ているときは眠りが浅い!「レム睡眠」

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レム睡眠とは、体は休まっているけれど脳は覚醒している状態のことをいいます。実は夢を見ているときはこのレム睡眠の状態であり、脳は働いていることになります。逆にノンレム睡眠というのがあり、こちらは体も脳も完全に休んでいる状態です。人は睡眠時にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているのです。

明晰夢を見ているときは脳が半覚醒状態になっている?

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上記したとおり、夢を見ている間はレム睡眠とされています。なので明晰夢を見ている間はずっとレム睡眠であり、脳は半覚醒状態にあるのです。しかし明晰夢のを見ている間は普段の夢の中より脳を使っているため、普通の睡眠時よりほぼ覚醒状態であるといえます。

明晰夢を見る科学的な方法!全て試すと成功率5割超え?

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先ほどまで紹介してきた夢日記などはずいぶん昔から効果的と言われてきましたが、お次はオーストラリアにある大学の心理学部の研究チームが発表した効果的な方法なども紹介していきたいと思います。

定期的に決めた動作を繰り返す?「リアリティチェック」

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先ほど紹介したリアリティチェックですが、これを夢の中だけではなく起きている状態でも行います。一日に何度もリアリティチェックを行い、今は現実なのか夢なのかを認識することで夢の中でもその違いに気づきやすくなります。

呼吸や鏡を見る以外にも確認法はいくつもあります。ジャンプをすると現実ではすぐに地面に着地し、その感覚もあります。ですが夢の中では着地まで時間がかかったり、ふわっと浮いたままであるなど現実では起こりえない状態になります。日頃から様々な行動をチェック項目として確認してみましょう。

眠りについてから5時間後に起きて数分後に再び寝る

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眠りにつく前にアラームを5時間後にセットします。アラームで目が覚めたあとにもう一度眠ることによって夢を見やすいとされるレム催眠状態に近づくことができます。簡単に言うと二度寝の状態ですが、再度眠る前にもう1ステップあります。

再び寝る前に明晰夢誘導記憶術も行う

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ほんの少し覚醒したときに今見ていた夢を思い出し、次に見る夢では夢の中だと気づけるという気持ちのままもう一度眠りに入ります。このような一連の行動をMILD(明晰夢誘導記憶術)といい、これを繰り返し行うことが最も効果的な方法と言われています。

金縛りから明晰夢へ移行する方法もある

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金縛りにあったことはありますか?経験されたことがある人は金縛りが怖い体験であると認識していると思います。ですがこの金縛りには明晰夢と関連するという話もありますので、ご紹介したいと思います。

金縛りは自分でコントロールできない明晰夢

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金縛りにあったとき、動かない体や金縛りへの恐怖心から幽霊の幻覚や体を掴まれたと感じることがあります。ですがこれらの状況のとき、脳が強く恐怖を感じることで過去に見たホラー番組や心霊写真などの映像を呼び起こし明晰夢として現れているのです。

つまり金縛りは無意識のうちに思い出したり想像した恐怖体験など夢の中で見ていながらも、それに気づかずにコントロールできていない明晰夢の状態なのです。良くも悪くも自分の想像や思考が強く反映されてしまうのです。

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