「現場猫」って何?元ネタや使い方、秀逸すぎるコラもまとめ!

画像掲示板「ふたば☆ちゃんねる」とは

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2chの分派として作られた画像投稿掲示板です。設立は2001年と歴史は長いがいまだにサイトのトップページには”生まれたばかりの掲示板です”という宣伝文句が表示されています。この掲示板には多くの流行画像やコラ画像などが載せられ賑わいを見せていました。

“現場猫”が生まれるまで【元ネタ】③きっかけとなった現場事故

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一番最初に紹介した作業着姿で「ヨシ!」と指差しをしている画像が作られた経緯があります。あんなコミカルな画像が作られているからてっきり面白ネタがきっかけかと思いきや、実は社会問題にも繋がる事故が発端だったのです。

労災認定の男性転落死事故

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倉庫内の天井にある照明を交換しようとした作業員がフォークリフトの上に木製のパレットを37枚も積み重ね、そのパレットに乗って作業しようとしたとこバランスを崩し転落。作業員は死亡しました。

地面に積んだ状態だとしてもその上に乗ることは危険であると誰しもが思うでしょうが、作業員らはさらにリフトに乗せていたというのだから驚きです。ここまでの無謀な行為のため、労災認定を疑問視する声も多く上がりました。

事故を皮肉ってついに誕生

この事故をきっかけに作業員の格好をした猫は作られました。「ヨシ!」というのはこの倉庫にいた作業員がそのリフトを確認している姿を皮肉ったものと言われています。死亡事故であり笑い事では済ませられないことですが、皮肉画像が作られるほどに信じがたい事故であったということでしょう。

“現場猫”の使い方

汎用性の高いこの現場猫はいろいろな用途で使われています。個人的に友人や家族などに何かを確認したときに画像を送り合うと言った楽しみ方をしている人もいますが、SNSでは上記したとおりの皮肉の意味合いで使われることが多いようです。

仕事現場のブラックジョーク

こちらも作業現場のようです。どう見ても頭上に吊られている荷物が危険なのに、なにが「ヨシ!」なんでしょうか。そんなシュールさが面白みを与えてくれますが、こんな風に周りが思わず”おかしいだろう!”とツッコミたくなるような使われ方もしています。

”現場猫”には素材があった!?

電話する猫を元に作られている現場猫ですが、その体の動きはどこからきたのでしょうか。実は猫以外のものと組み合わせた結果に作られた物だと言われているので、お次は組み合わせに使われた画像について紹介します。

素材サイト「ソザイング」+ 電話猫=現場猫

ネット上で使えるフリー素材を集めたサイトに猫と同じような怒ったポーズをした人型の素材があります。そこに指差し部分を組み合わせた物が画像の成り立ちと言われています。たしかにそっくりですね。

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