世界のシリアルキラーランキングと日本の連続殺人鬼!最悪最凶の殺人犯は?

シリアルキラーと名前がついたのは稀代の殺人鬼「テッド・バンディ」だった。世界の凶悪なシリアルキラーと共に日本のシリアルキラー、そして珍しい女性のシリアルキラーを紹介しつつ、その恐るべき犯行手口と倒錯した趣味嗜好をまとめました。

この記事をかいた人

新しいこと、好きなことに対するフットワークを軽くしていきたい。
Array

シリアルキラーとは

なんとなくニュアンスで意味は理解していてもシリアルキラーってなに?どういう人?と実際に聞かれると正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。初めに、この単語の意味をしっかり捉えていきましょう。

シリアルキラー「テッド・バンディ」

冒頭でも書かせていただきましたが、彼はシリアルキラーと初めて呼ばれた殺人鬼です。彼が現れる以前はシリアルマーダラーやシリアルホミサイドという言葉が使われていました。マーダラーは殺人鬼、ホミサイドは殺人罪という意味です。

シリアルキラーの定義

miosyn / Pixabay

シリアルという単語は「連続」や「順列」という意味を持っています。淡々と順番に一定の期間を空けつつも定期的に殺人を繰り返すこの特徴を反映してこのような名称で呼ばれるようになりました。

シリアルキラーと大量殺人との違い

NakNakNak / Pixabay

この2者の違いは一度に殺害された人数によって区別されます。FBIの定義で1日に4名以上の被害者が出た場合は大量殺人とされ、それ以下の人数かつ数日にわたり殺人が繰り返された場合はシリアルキラーとされます。

ちなみにシリアルキラーも、殺人に一定間隔の時間が空いている以外に被害者の数が3名以上であるということもシリアルキラーとして定義されるための要素としてその道の専門家の間では広く認識されているようです。

世界を震撼させたシリアルキラーランキング!トップ5

mohamed_hassan / Pixabay

ではシリアルキラーの意味をしっかり理解して頂いたところでシリアルキラーとしてその名を世界に轟かせた凶悪な殺人鬼5名をご紹介していきたいと思います。その凄惨な事件内容は歴史に残るだけあると思ってしまいます。

シリアルキラーランキング第5位①ペドロ・アロンソ・ロペス

彼は1971年から7年間という長い間警察の目を掻い潜り、思春期の少女を強姦・殺害していました。被害件数は彼が自供しただけでも300件。恐らく実態はこの数をゆうに超すと考えられます。

アンデスの怪物と呼ばれた彼はコロンビア・エクアドル・ペルーの三ヵ国を転々としながら殺人を繰り返していました。動機はというと、幼少期に自身が性的虐待の被害にあったため同じ目に少女たちを合わせたかったというものでした。

アンデスの怪物のその後

rkarkowski / Pixabay

彼は1981年にエクアドルで逮捕されました。しかし、この国では死刑制度を廃止しておりシリアルキラーの中では珍しい禁固16年という刑罰でした。これすらも考えの上であるならばしたたかなことこの上ないです。

しかし彼は精神科への通院と毎月の裁判所への出頭を条件にたったの50ドルの釈放金を払い釈放されます。そして2002年、コロンビアで彼の仕業と思しき殺人が起きますが彼は捕まらず。それどころか消息を絶ってしまいました。被害者遺族に復讐されたという噂も立ちましたが今現在も真実は闇の中です。

シリアルキラーランキング第4位②ヘンリー・リー・ルーカス

darksouls1 / Pixabay

1960年から肉体関係を持った女性を殺すという殺人を繰り返し推定360名の被害者を出したとされる殺人鬼です。彼の自供では3000ということですが虚言癖があったらしく実態は前述のほどではないかとなっております。それでもかなりの数ということに変わりはありません。

売春婦だった母親からの執拗な性的虐待を受け女性、ひいては激しい人間不信となってしまっていた彼。女性を殺害することを良いことをしたと言い、殺人は息をする事と同じだったとも言いました。彼の過去はフィクションなのではないかと思ってしまうほど凄惨です。

女性を忌み嫌うシリアルキラーが唯一愛した女性

leninscape / Pixabay

彼は女性を存在する必要がないと断じる程の女性嫌いでありましたが、唯一彼が殺してしまったことを後悔した女性がいました。それがベッキーという名の女性でした。この期間は彼を題材にした映画でも取り上げられており一番彼の心が安らいだ期間なのではないかと思います。

シリアルキラーランキング第3位③ジョン・ウェイン・ゲーシー

Desertrose7 / Pixabay

敏腕実業家・ピエロのポゴ・少年好きの同性愛者・殺人鬼という様々な仮面を持つのが彼です。1972年、一夜を過ごした青年を勘違いから殺害、遺体を床下に遺棄してしまったことを皮切りに次々と青少年と関係を持っては殺害して床下に埋めるという行動を繰り返していました。

キラーピエロの名前でよく知られる彼は先天的疾患から父親から虐待を受けるも、父親に愛されたいと努力を重ねるが実らず。ホモと罵られて育ち、その通りになってしまった事を隠そうとしたことから彼の罪が始まっていきました。偉大な父に愛されようとした結果がこれというのは、やるせないものがあります。

キラーピエロの最後の晩餐

rawpixel / Pixabay

彼は死刑前日、最後の晩餐としてケンタッキーのフライドチキンやポテト、ダイエットコークなど、彼の過去の成功をなぞるようなメニューを希望したと言います。法を犯す前の彼は大手靴会社で優秀な業績を収めエリアマネジャーとなりケンタッキーでも3店舗ものマネジャーを任されるほどの敏腕ビジネスマンだったといいます。

シリアルキラーランキング第2位④トミー・リン・セルズ

殺人に快感を覚えアメリカ国内の24以上の州を渡り歩き老若男女関係なく70名以上を自身の欲望のままに殺害したのが彼です。罪悪感や欠片も無く殺人の快感を喜々として語る彼は昨今の殺人鬼の中でも群を抜いて危険な人物といえるでしょう。

幼い頃からネグレクトにあい、親しくしていた近隣男性は小児性愛で事件を起こし逮捕され、酒も麻薬も親族から勧められ覚えるという倫理感が欠如した大人達に育てられた結果、倫理感が全くないというのはある意味自然と言えるでしょう。

平気で恩を仇で返す

SeaReeds / Pixabay

彼の犯罪の中には意気投合した女性に家に招かれるもその彼女の家で金品を強奪し目撃してしまったその女性と息子を殺害したり物乞いをしていた彼を不憫に思った女性と食事をした後殺害したりととにかく恩を仇で返す事が多かったのです。自分の事しか考えてなく罪悪感が欠片もない、サイコパスの典型といった感じでした。

シリアルキラーランキング第1位⑤テッド・バンディ

彼は上記のシリアルキラー達とは一線を画す、元祖シリアルキラーの名に相応しいとんでもなく凶悪な殺人鬼です。彼の他とは違う点は非常に犯罪が計画的で緻密に考えられたうえで行われていたという点です。彼は自身の身体的特徴を理解、利用し捕まることなく4年の間で30名以上の被害者を出しました。

彼は人が苦痛に悶える姿を見ることに至上の喜びを感じておりたくさんの若い女性を強姦、殺害、さらには遺体までも弄んでいました。彼の裁判を行った弁護士の一人は「彼は残酷な悪魔の定義にぴったり当てはまる人物」と話していたそうです。

天才的な二面性

BRRT / Pixabay

彼が逮捕、死刑になったとき殺人鬼がいなくなりほっとする声が上がるほか、彼が亡くなったことを悲しむ声も上がったと言います。たくさんの女性たちが彼を心の拠り所にしておりその最期に心を痛めていたのです。実態は、彼女たちも彼の獲物に過ぎなかったのですが、彼の人を騙すその技量は舌を巻くものがあります。

日本を震撼させたシリアルキラーたち

geralt / Pixabay

遠い外の世界のお話のように聞こえてしまいますがシリアルキラーは何も外国だけの存在ではありません。ここ、日本でも身の毛がよだつような事件を起こす人物は存在しておりました。ここでは、日本人シリアルキラーを3名ご紹介させていただきます。

日本のシリアルキラー①大久保清

Up-Free / Pixabay

1971年の3月から5月という僅か2か月の間に150人近くの女性に自家用車から声をかけ、10人と肉体関係を持ち、8人を殺害したという超プレイボーイシリアルキラー。両親から異常なまでに溺愛されており犯行時に乗っていた自家用車も両親に買ってもらった当時の最新スポーツカーだったといいます。

幼少期から同年代のの女児に対してわいせつな行為を行いトラブルになるたび両親に擁護されていたというかなり問題ありな生活をしていたようです。ちなみに彼の事件はビートたけし氏が彼を演じることでドラマ化されております。

数々の映像化

StartupStockPhotos / Pixabay

前述のドラマ化の他にも彼の事件は映画や小説という形で取り上げられており1994年の再ドラマ化では文化庁芸術作品賞も授与されています。それほどまでに彼の事件は日本国民にとって衝撃的で忘れられない事件だったということかもしれません。

日本のシリアルキラー②小平義雄

geralt / Pixabay

彼が起こした事件は「小平事件」と呼ばれ語り継がれております。その内容はというと、太平洋戦争に敗戦し食糧が乏しい情勢の中女性を食糧や就職口を餌に山林に誘い出し強姦・殺害するというものでした。

ちなみに余談ではありますが前述したシリアルキラー・大久保清はこの小平と手口や女性をターゲットにしていたことなど類似点が多かったため「群馬の小平」と呼ばれていたらしいです。さらに余談ですが、こちらの事件はなんと1967年と1969年に2階も映画化しております。

裁判の撮影や録音に影響をもたらした

Robert-Owen-Wahl / Pixabay

この時代の裁判は現在とは大きく異なり、裁判の様子の撮影や録音が一切規制されていませんでした。しかし、彼と彼の弁護人が撮影・録音・インタビューの禁止を申し立て、それが受理されたことでそれ以降の裁判の様子の撮影などに制限が付くきっかけとなったと言われています。

日本のシリアルキラー③前上博

27707 / Pixabay

彼の事件は「自殺サイト殺人事件」として世を騒がせました。一時期世間でも話題になった自殺したい人が他の自殺志願者を募って一緒に自殺するといういわゆる自殺志願者用出会い系サイトといったところです。彼はここでであった男女3人を次々に殺しました。

もう1つこの事件で非常に特徴的なのは被害者全員が白いソックスをはいていたことでした。彼は人が苦しむ姿や白いソックスに性的興奮を覚えるという俗に言う異常性癖の持ち主で何度も被害者を窒息させては蘇生しまた窒息させるという弄ぶような残酷極まりない方法で殺害しました。

功名かつ狡猾な手口

kaboompics / Pixabay

彼の手口はとても計画的で功名でした。被害者を言葉巧みに動かし自殺サイトから繋がりがたどられないよう履歴を消させたり顔が見えないというネットの特性を巧く利用し被害者に遺書を書かせたりと綿密な計画や下準備の下で行われていました。

女性にもいる!シリアルキラーとなった女たち

1643606 / Pixabay

ここまでご紹介させていただいたシリアルキラーたちは全て男性でしたが、もちろん女性にもシリアルキラーと呼ばれるような殺人鬼は存在します。男性よりも数が少ないことも影響してかとても鮮烈で印象に残りやすい事件が多い気がします。

女性のシリアルキラー①マイラ・ヒンドレー

Free-Photos / Pixabay

彼女というよりこの事件は彼女とその恋人の2人によって引き起こされた事件です。2人は10~17歳ほどの子供を狙い、殺害。遺体をサドルワース・ムーアという名前の荒野に遺棄したことから2人の事件は「ムーアーズ殺人事件」という名前でイギリスで語り継がれています。

2人の殺人は金銭などが目的では無く、子供をいたぶること自体が目的でした。その証拠として、押収された証拠品の中に子供をいたぶっているときに録音したと思われる音声テープが見つかったそうです。

女性のシリアルキラー②ビバリー・ゲイル・アリット

frolicsomepl / Pixabay

彼女は数少ない現在存命しているシリアルキラーです。罪状はというと子供をターゲットとした医療ミスを装った殺人です。看護師だった彼女は患者の子供たちに投与する注射の中にインスリンやカリウムを混ぜ4人を殺害、5人の子供を重篤な状態へ陥れました。

彼女が働いていた期間、即ち犯行が行われた期間は僅か2か月という短い期間でした。彼女は自身の犯行について多くを語らず、代理人によると人格障害ゆえの加害が犯行原因ということになっております。

女性のシリアルキラー③ベル・ガネス

geralt / Pixabay

アメリカに移住したばかりのころ、夫が急死してしまった不幸な女性…のはずが、彼女はその際入った巨額の保険金に魅せられてしまい多数の罪を起こします。下宿屋を始めるも火事で全焼。その後パン屋を始めますがそちらも火事で全焼。保険金を受け取り味を占めますが、相次ぐ火事を不審に思った保険屋は彼女と保険契約を結ばなくなります。

金に困った彼女は婚約者募集のチラシを出し、会いに来た男性を殺害し所持金を奪うという手段に出ます。被害者数は正確には不明とされていますが推定すると25~40名にもなるといわれています。彼女らの他にも恐ろしい女性キラーは存在します。その中の1人をこちらの記事でも紹介しているのでご紹介しておきます。

NEXT 女性のシリアルキラー③ベル・ガネス