せんごくの杜には防災広場が作られています。この広場は万一の災害発生時に自衛隊や消防、警察などがヘリですぐに駆けつけられる拠点としての役割を果たします。現時点で防災広場は既に使用可能な状態であり、貝塚市民はもちろんその周辺の住民にとっても非常に重要な拠点です。
企業誘致
せんごくの杜はまだまだ空き地スペースが残っており開発途中の段階です。貝塚市はこの空き地スペースを主に工場、研究所、物流施設などとして活用することを想定し企業誘致に力を入れており、どんどん開発が進められています。
貝塚結核病院の跡地でも肝試し?
このように病院の跡地は肝試しスポットとして有名だった頃と比べて、がらりとその様相を変えています。当時の面影が全くないような状態であっても、未だに肝試しのためにここを訪れる人はいるのでしょうか。
大阪心霊スポットとして紹介され続ける
病院の跡地はすっかり様変わりしてしまったため、肝試しスポットという雰囲気は全くありません。しかし、今でも大阪の肝試しスポットを紹介する記事などには必ずと言っていいほど上位にランクインしています。そのためにこの場所が既に無くなっているということを知らない人も大勢います。
貝塚結核病院の跡地で肝試しが絶えない
今でも普通に紹介されているため、夜になれば肝試しや好奇心で訪れる人はまだまだ多いようです。その人達は実際にこの場所に来て初めて病院が無くなっていることを知って落胆したり、無くなっていることに気付かずに探し続ける人もいます。
心霊現象は聞かなくなった
今となってはこの場所で心霊現象のことは全く聞かなくなりました。きれいに整備された場所がそこにあるだけですので当然のことかもしれません。現在の跡地は大阪の肝試しスポットとしてはふさわしくないですので、一度見直す必要があるのではないでしょうか。
結核で命を落とした偉人達
当時の結核は不治の病と言われていたように、歴史に名を残す偉人だけでも100名以上が命を落としている恐ろしい病気でした。ここでは結核によって亡くなった、みなさんがよく知っている偉人達について紹介していきます。
石川啄木
有名な歌人、詩人であった石川啄木は26歳の若さで結核によって亡くなっています。歌集「一握の砂」といった代表作が有名です。岩手県盛岡市には石川啄木記念館が建設されており彼の功績を知ることができます。
沖田総司
幕末の武士であり、新選組一番隊の組長であった沖田総司も結核で命を落としています。没年齢は生まれた年が不明確なため、諸説はありますが22歳もしくは27歳と言われています。天才剣士が病気によって短い人生を終えるというドラマ性が人々の心に深く残っています。
瀧廉太郎
有名な音楽家であった瀧廉太郎も23歳の若さで結核によって亡くなっています。代表作である「荒城の月」や「箱根八里」は音楽の教科書にも載っている曲なので、ほとんどの人が知っているのではないでしょうか。
樋口一葉
「たけくらべ」などで有名な小説家である樋口一葉も、24歳の若さで結核によりこの世を去っています。2004年より五千円札の肖像として採用されていますので、ほぼ全ての人が樋口一葉の顔と名前は知っているはずです。
結核予防のために実施された対策に興味のある方はこちらもご覧になってください。
再開発されたかつての肝試しスポット
この病院のようにかつては肝試しスポットとして有名だったものが、今となっては再開発され面影すら残っていないという場所が日本全国にはたくさんあります。ここではそのようなかつての肝試しスポットをいくつか紹介します。
ホテルニュージャパン跡地
東京の赤坂見附にあったのがホテルニュージャパンです。このホテルは火災事故によって廃業となったのですが、その跡地は東京の一等地であるにも拘わらず14年もの間ずっと放置されてきました。
放置された原因は幽霊だと言われており、廃業後に警備員が女性の叫び声を聞いたなどの目撃情報があります。現在この場所はプルデンシャルタワーという高層マンションに変わっていて当時の面影はどこにもありません。
宮沢湖
ムーミンのテーマパークが建設されたのが埼玉県飯能市にある宮沢湖です。このテーマパークは作者の母国であるフィンランドを除いて世界で唯一この飯能市だけに作られました。このテーマパークは様々な場所で取り上げられているため、一般的にもかなり有名な場所です。
しかしこの場所ですが、地元の人にとっては心霊現象が起こる場所としてのイメージが強く残っています。口裂け女の出没やタクシーの運転手が幽霊の客を乗せたという話しは地元では有名な話しだそうです。
2019年版最新大阪心霊スポットをご紹介
では、今の時代においても変わらず肝試しにぴったりの場所をいくつか紹介していきます。心霊現象に興味のある方は是非参考にしてみてください。ただし実際に行く場合は何が起こっても自己責任でお願いします。
大阪心霊スポット①しおき場(妙見山)
まず紹介するのが大阪府の豊能郡にあるしおき場(妙見山)です。ここでいうしおきとは罪人を処罰することの意味であり、この場所で数多くの罪人が処刑されました。そしてその処刑された罪人の首は見せしめとして数日間民衆の目にさらされていました。
このしおき場での有名な怪奇現象として目撃情報が多いのは、首のない幽霊が出没するということです。斬首刑によって処刑された罪人が成仏できずにいつまでもこの世をさまよっているのでしょうか。
大阪心霊スポット②旧生駒トンネル
旧生駒トンネルは大阪府東大阪市と奈良県生駒市を結ぶトンネルです。このトンネルは現在の近鉄電車が利用しているトンネルですが、工事中に発生した落盤事故や開通後に発生したトンネル内での車両火災、追突事故などの不幸な出来事により多くの犠牲者が出ました。
現在はこのトンネルは使用されておらず立ち入りも禁止されています。ただ昼間でも薄暗い雰囲気が漂っていることやこれほどまでに多くの人が亡くなったという事実もあって、多くの人に知られるようになりました。この場所で実際起こった体験談としては、トンネル内で人影を見たという目撃情報が多発しています。
大阪心霊スポット③堀河ダム
堀河ダムは泉南市にある農業用の目的として作られたダムですが、周囲には公園もあり春になれば桜の名所としても知られているので家族連れで賑わいます。ただ、このダムは地元の人には入水自殺の多い場所として有名です。
心霊現象としては、女性と赤ん坊の霊を見たという目撃情報が多いようです。妊婦が入水自殺をしたのですが、赤ん坊だけがダムの壁を登っている姿や壁から赤ん坊の頭が浮き出たのを見たという目撃情報が多いようです。
「貝塚結核病院」のどかな今
病院の跡地は再開発が進行しており、かつての面影はどこにもありません。しかし今でも心霊マニアや廃墟マニアの訪問は後を絶ちません。期待してはるばるやってきた人は心底がっかりして帰っていくようです。
当時のこの場所は間違いなく恐怖の肝試しスポットとしてそこに実在しており、実際に恐怖体験をした人も大勢いました。けれど現在はのどかな憩いの場所として生まれ変わっています。何年後かにはこの病院はその存在すら忘れられているかもしれません。
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